宮古島市議会 > 2022-06-17 >
06月17日-04号

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  1. 宮古島市議会 2022-06-17
    06月17日-04号


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    令和 4年  6月 定例会(第4回)          令和4年第4回宮古島市議会定例会(6月)議事日程第4号                           令和4年6月17日(金)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和4年第4回宮古島市議会定例会(6月)会議録 令和4年6月17日(金)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(23名)                          (延会=午後4時07分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃                          〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(7 番)  新 里   匠 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 水  道 部  長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠 江 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 與那覇 勝 重 〃 │ 消   防   長 │ 宮 國 和 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 仲宗根 美佐子 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅 彦 〃 │ 総  務 課  長 │ 豊見山   徹 〃┃┃ 観商工スポーツ │ 上 地 成 人 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 部       長 │           │           │          ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 教  育 部  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川   朗 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利   克 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  下 地 貴 之 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  仲 間 清 人 〃   議  事 係  長  国 吉 たかよ 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は23名で、定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は富浜靖雄君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆富浜靖雄君   一般質問3日目、本日トップバッターでの登壇となります。5番、公明党の富浜靖雄です。通告に従い一般質問を行います。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。マスクを外させていただきます。  初めに、市長の政治姿勢について。結婚生活支援事業について導入の検討はなされたかお伺いいたします。3月の定例会において、私の一般質問の答弁として企画政策部長が、導入に向けては検討していきたいと思っておりますとの答弁がありました。その後検討はなされたのかお伺いいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   結婚生活支援事業についてのご質問にお答えいたします。  結婚新生活支援事業につきましては、県内で先行して事業を実施しております市町村へ交付世帯数、それから補助金額の交付実績、事業効果等ヒアリング調査を行いました。また、この事業は国の地域少子化対策重点推進交付金を活用して実施する事業であることから、この交付金を活用できるほかの事業についても、その概要や事例等を調べてきたところです。事業の導入に向けて交付見込み世帯数、補助金額の算出などを行っておりますが、効果検証の方法、それから市独自の要件設定など、今後詳細を確認する必要があると考えております。ただ、この事業については、若者の定住促進への効果も期待できることから、実施に向けて取り組みたいと考えております。今後市の実施要綱の作成、それから国の補助金活用に向けた手続等もあり、事業導入の時期は未定となっておりますけれども、できるだけ早く実施をしていきたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   平均所得の低い宮古島市において、企画政策部長がおっしゃるとおり、若者定住、新婚生活の応援、少子化対策などの意味でもぜひとも実施していただきたい事業ですので、よろしくお願いいたします。今後いろんな調整が行われると思いますので、できるだけ早い措置が望まれますので、この点についてもよろしくお願いいたします。  続いて、観光行政について、沖縄型特定免税店について、行政の協力についてお伺いいたします。お隣の石垣市は、令和3年の4月にスーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に関する公募に応募しており、その提案内容の先進的サービス項目中に免税課税品を国内外の客に提供との項目があります。沖縄県には沖縄振興特別措置法に基づく沖縄独自の関税関係特別措置があります。この特別措置で沖縄型特定免税店を導入することができます。この免税店は、沖縄県外の日本人を対象とした免税店で、引取り所を空港や港湾内の搭乗待合室に設置しなければならないので、宮古島市の協力が必要となります。そこで、アフターコロナを見越した観光客へのサービスとして有効だと考えますが、導入の協力について当局の見解をお伺いいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   沖縄型特定免税店の設置についてでございます。現在本市におきましては、沖縄型特定免税店の設置につきましては、検討はしておりません。石垣市が検討しているスーパーシティー構想の中に組み込まれているとのことから、今後は石垣市の取組状況を確認しながら、関係機関と調整して検討してまいりたいと思っています。 ◆富浜靖雄君   今後検討していくということで、よろしくお願いいたします。沖縄本島の中には免税店というのはございますが、宮古島市、石垣市の先島にはございません。それで、アフターコロナクルーズ船の寄港とかも今後もしコロナがうまく収束に向かうことになれば増えてくると思いますので、ぜひともご検討よろしくお願いいたします。  続いて、観光行政について、ビーチの忘れ物について、忘れ物の取扱いについてお伺いいたします。下地小学校の女子生徒が夏休みに下地前浜のビーチへ遊びに行ったところ、ごみがたくさん捨てられているのを見て、夏休みの自由研究としてビーチクリーニングを行いました。4日間行って軽トラック1台分のごみを集めたそうです。もちろんごみの種類の記録も取っており、細かく分析し、コメントも掲載されております。その中で気になったのが観光客の忘れ物と思わしきごみです。ビーチサンダルマリンシューズ、ゴーグル、シュノーケルなどが写真で記録されておりました。これが自由研究のものなんですけど、ちょっとお借りして、中身を、こういうふうにいろいろ写真とかで記録されております。そこで思ったのですが、この忘れ物と思わしきものは、時間がたち劣化するまではごみとはみなされず、長い間放置されることになるかと思います。地域の方もこのようなごみは多いと言っておりました。観光客の忘れ物と思わしきものの取扱いとしてどのようにすればよいのか、当局の見解をお伺いいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   与那覇前浜ビーチにおける忘れ物の取扱いにつきましては、ビーチサンダル、それからゴーグル等は、指定管理者が1週間程度の保管をしております。持ち主が現れない場合につきましては、廃棄をしているということでございます。それから、財布等の貴重品につきましても、指定管理者のほうで一時預かってもらっております。ほとんどが受け取りに来ているということでございます。受け取りに来ないという場合に、その対応ですけども、拾得物として警察署に届け出るということになっております。 ◆富浜靖雄君   では、再質問させていただきます。  指定管理者の方が見つけた場合、拾ってきて一定期間保管するということなんですけど、これもし住民の方が見つけた場合は、そのまま拾って持っていったほうがいいのか、それとも指定管理者の方に、あそこに落ちていますよというふうな対応したほうがいいのか、どのような対応のほうが望ましいのか、教えてもらっていいですか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   基本的には指定管理者のほうに届けてもらっているということですけども、それ以外についてはビーチのクリーン活動等でごみとして廃棄をしているということでございます。 ◆富浜靖雄君   自分もビーチに行くことはほとんどないんですけど、行った場合、ビーチのお客さんは観光客の場合は取りに戻ってこないというふうに思います。なので、看板とか、呼びかけでもいいんですけど、何か周知できるような、もしそういうのを見つけた場合は指定管理者のほうにお持ちくださいみたいな通知といいますか、看板でお知らせするようなことができればいいかなと思いますので、こちらは要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。  続いて、宮古島市の指定ごみ袋について、規格の見直しについてお伺いいたします。これまで各議員より何度も質問されていました。指定ごみ袋の規格、形状について見直しの話があると聞いております。どのような規格、形状の見直しをお考えなのかお伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   現在本市で使用している指定ごみ袋は、可燃ごみのごみ袋大、中、小の3種類がございます。縛りにくいとの市民からの意見が多く届いているところですので、取っ手のあるごみ袋への規格の見直しを検討しているところです。先行しまして、ボランティアのごみ袋を取っ手つきのものを作りまして、今月からこちらを配布しているところです。このような形で取っ手が……                 (何事か声あり) ◎環境衛生局長(下地睦子君)   45リットル、大のほうのごみ袋なんですが、これまでのごみ袋よりちょっと一回り小さいような形で、まちがありますので、この分、これまでのごみ袋とは違って容量が入ると。こういう形で入って縛りやすくなっているという、今月からボランティアのごみ袋はこちらを配布していますので、家庭ごみの可燃ごみのごみ袋のほうも大体同じような形になっていくのかなと思っています。 ◆富浜靖雄君   本当にありがとうございます。これもう本当に私の周りからもよく言われておりまして、自分もこの指定ごみ袋、ほかの自治体はどういうのがあるのかなというふうなのでいろいろ調べさせてもらいました。よくあるパターンが、今のような取っ手がある形ではなくて、本当にただ耳みたいなのが両サイドにあって、縛れるだけというパターンもありました。これが多いかなと思います。ただ、今取っ手があるということなので、取っ手がつけば持ち運びも便利になるんですけど、高齢者の方とかが本当にぱんぱんに詰めて、それを縛ろうとするときに本当に苦慮していたのではないかなと思います。かさが少し小さくなったとしても、以前のほうは縛るに当たっても押し込んで縛る形になるので、かさがちょっと少なくてもそんなに容量は変わらないような気がしますので、いいと思います。では、再質問で、この導入はいつ頃を考えているのか、もし分かりましたら教えていただきたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   指定ごみ袋の導入についてですけれども、現在見直しをするスケジュールとしまして、廃棄物減量等推進審議会で議論をすることになっております。現在同審議会委員の人選を行っておりまして、この人選が決定次第速やかに取り組んでいきたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   廃棄物減量等推進審議会で議論されて決定していくということなので、いろんな意見が出ると思いますので、宮古島市民にとって使い勝手のいい指定ごみ袋にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、プラスチックに係る資源環境の促進等に関する法律について、取組についてお伺いいたします。この法律は、今年の4月より施行されておりますが、内容として、プラスチックの資源循環を促進し、プラスチックごみを減らすことで持続可能な社会を実現することを目的とした法律です。この法律の施行により、プラスチック類一般廃棄物として焼却処理ができなくなります。ある程度の猶予期間があると聞いておりますが、早めに対策を考え、準備しておく必要があると思います。当局の見解をお伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に関して、議員おっしゃられましたとおり今年の4月からスタートしているところですが、現在は宮古島市としては、プラスチック使用製品廃棄物の分別を行っておりません。宮古島市としては、今後いろいろな分別方法、あとリサイクル方法、市民への周知などを模索し、今後早急に検討をしてまいりたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   早急な検討をよろしくお願いいたします。ある程度の猶予期間があるということで、そんなに近々の問題ではないとは思われるんですけど、期間が迫ってきたときに慌ててやるのではなくて、ほかの自治体、ほかのいろんな技術がございますので、それを検討していっていただきたいと思います。  では、次に行きます。続いて、環境省の支援事業導入についてお伺いいたします。環境省は、この法律施行に伴い、先進的な取組を支援する目的でプラスチックの資源循環に関する先進的モデル形成支援事業の公募を行っております。環境省に確認したところ、令和3年度は6自治体が採択され、令和4年度においては数十件の自治体が採択される予定とお聞きしております。来年度も事業は継続して行う予定と聞いておりますので、宮古島市においても、この事業を活用して、宮古島市に適した先進的な事業を考え、導入してはどうか、当局の見解をお伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   現段階では、プラスチック使用製品廃棄物の分別収集を行っておりませんので、同事業の対象外となっております。今後プラスチック分別の検討や情報収集を行っていくことで、プラスチック使用製品廃棄物の基準を策定いたしまして、その基準に従って適正に分別していただけるよう、市民への周知をしていくことがまずやっていくべきことなのかなと考えております。その周知をした上で、ほかの市町村の動向も確認しながら、支援事業があれば本市のほうも参考に検討していきたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   基準を策定して市民への周知をしていきたいと。支援事業は、これだけではなくていろいろあるかもしれません。本当にアンテナを立てて国の進める方向で、国はこういうことに関してはやはり支援事業とか、補助とかを行っていくと思いますので、ぜひとも宮古島市のごみ問題はすごく大変な問題がいろいろありますので、以前の法律ではサーマルリサイクルという考えがあって、このサーマルリサイクルというのは、熱エネルギーを利用するという意味合いで、プラスチックごみというのは、可燃するとすごい大きなカロリーを出すと、燃えやすい。なので、プラスチックごみを燃やしてその熱を利用して暖房、温水プールだったりとか、発電とか、そういうふうにリサイクルするというのがあったんですけど、今回の法律改正によってプラスチックごみをそのまま直接燃やすことができなくなります。ですが、二次的な感じで、自分が調べた、お聞きした中であったのが、プラスチック自体を炭素化、電気を使って炭素化して、炭素化するとその時点で二酸化炭素の排出量はなくなりますので、炭素化したものを使って二次的なエネルギーとして利用するという方法もありますというのもお聞きしたことがありますので、本当に様々いろんな技術が出てくると思いますので、ご検討のほうよろしくお願いいたします。  次に行きます。道路行政について、道路の冠水について、街灯を設置できないかお伺いいたします。5月の降水量が過去最高を更新し、各地で冠水の被害が出ております。仲間誉人議員狩俣勝成議員平良和彦議員下地信広議員一般質問で取り上げております。私も市民より相談がありました。夜間道路が冠水しているのが分からず、車で突っ込んだそうです。私もすぐに現場を確認しに行きました。雨が降っていましたので、視界が悪くて、近くにコンビニがあったので、その光で見えるのかなと思ったら全然見えなくて、道路自体が暗くて見えなくて、確かにこの冠水に気づくのは難しいなと感じました。そこで、市民からの相談は、夜間でも冠水しているのが分かるように、冠水しそうなといいますか、冠水する場所に街灯を設置できないかという相談でした。当局の見解をお伺いいたします。
    ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、市道の冠水については、議員ご承知のとおり、集中豪雨とか、長雨などによりまして、排水処理施設の機能を上回る場合に一時的とか、あるいは数時間にわたって発生しますが、そのような場合においても、議員ご質問のとおり、通行者の安全を確保するということは重要な課題でもございますので、市民からのそういう街灯を設置してほしいというような場所については、調査を行いながら、市民の安全を確保するという観点からも、街灯の設置については前向きに取り組んでいきたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   前向きに検討していくということなので、よろしくお願いします。異常気象で今後も度々冠水被害は起こると思われます。異常気象で宮古島に一気に大雨が降ると、冠水する場所は、時間の差はあるにせよ、そのとき同じタイミングになるかなと思っておりますので、そのときに市の職員、県の職員が警察署も含め対応するとなると、一斉に動かなきゃいけなくなるというふうに思います。冠水時期にちょっとラジオを聞いていたんですけど、そうすると警察署の交通課のほうの方が、縁石の高さ、あれを基準にしてくださいと。縁石の高さを超えるようであれば車のマフラーの位置より高くなって、突っ込んだ後、マフラーが冠水した水を、雨水を吸い込むと止まってしまいます。止まった場合、その方も大変ですし、冠水が引いたときに車の撤去だったりとか、本当にいろんな意味で不便になると思いますので、そういったような警察署交通課のほうですけど、連携をしてこういう周知もできればいいかなと思います。冠水の場合、それが解消した場合は本当に何の問題もないんですけど、解消されるまでに、建設部長もおっしゃっていたとおり道路を整備するとか、そうなるとかなりの予算がかかってしまうと思います。平良和彦議員カメラ設置、スマホでの情報発信もすごいいいアイデアだと思います。そこで、カメラ設置とか、スマホでの情報があった場合、街灯設置していれば夜間でもカメラで、カメラ設置された場合、冠水の状況とかも見えるようになると思いますので、ぜひとも検討のほどよろしくお願いいたします。  次に、宮古島市総合体育館の建て替えについて、計画についてお伺いいたします。5月26日の新聞報道を見て市民より相談がありました。老朽化が進む市総合体育館建て替え計画について、候補地が現在地、JTAドーム宮古島の隣接地、市役所近くの国有地、カママ嶺公園の4か所とのことです。相談の内容は、体育館や陸上競技場などの運動施設は、近くにないとあまり意味がないですと。離れれば使い勝手が悪くなるので、できるだけまとまった感じにしてほしいと話しておりました。そこで、建て替えの計画がどのようになっているのかお伺いいたします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   体育館の建て替え計画についてお答えをいたします。  先ほどの用地については候補として決まったという段階ではございません。予定候補地として新聞に掲載された経緯でございますが、これは令和4年5月25日に開催された教育委員会の定例会において、用地選定委員会の設置要綱を制定する議案を上程いたしました。その際に委員から候補地があるのかというような質問を受けまして、素案といいますか、考えられる用地案としてお答えをさせていただいたところでございます。それが新聞記事になったということでございます。建て替えに向けての進捗については、用地に関しましては、先ほどの用地選定委員会を設置した上で、今年度中に様々な関係団体との意見交換も踏まえて、場所の決定をしていきたいというふうに考えているところです。なお、整備をする予算については、令和5年度、来年度設計の着手に向けて関係機関と調整をしているという段階でございます。 ◆富浜靖雄君   用地は、教育委員会の中で素案として、例えばという形で話していたのがそのまま載ってしまったという感じですかね。                 (「そうです」の声あり) ◆富浜靖雄君   なるほど、分かりました。これから用地選定委員会が開かれて場所は決まっていくと。そのときに、先ほども言いました、できれば隣接するまとまった1区間といいますか、まとまったところに施設があれば本当にいいかなと自分も思います。それでは、再質問させていただきます。その市民の方はこうも話しておりました。建て替えるなら、大学や社会人などの合宿で利用できるような、大きな大会も開催できるような、そういう仕様の施設にしてほしいとの話がありました。建て替えに当たり、設計するに当たり、その中でも専門家の意見とかも取り入れていただいて、よりよい施設にしていただきたいと思っております。この点についても見解をよろしくお願いいたします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   今お尋ねのスポーツ合宿でありますとか、様々な幅広い形での利用が可能となるような施設整備をお願いしたいという質問でございますけども、基本構想、基本計画というものをまとめてございます。タイトルもまさに議員から要望、ご指摘のあるような複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設という一つのコンセプトを持って整備をすることになっておりますので、当然スポーツ合宿でありますとか、様々な利用が可能となるような施設整備というものを進めていきたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   複合型ということで、様々な利用ができるように、大きい大会とか、合宿とか、これが日本代表の合宿になるとある程度決まった施設の規模というのがあるらしいので、先ほど言った専門家を入れてほしいというのはそういう点です。建てた後にこれを考えて造ろうというふうになるのはなかなか難しいので、計画をする段階でそういう意見を取り入れて、ここまでやったらこういうことができるというのを想定していただいて進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   あくまでも基本計画の段階ではございますけども、必要な機能の整理としまして、メインアリーナ、そしてサブアリーナと、現在の体育館にはサブアリーナございませんので、サブアリーナを新たに整備するという内容。あと健康増進機能としましてフィットネススタジオでありますとか、屋内ランニングコースでありますとか、スポーツという概念を幅広く捉えまして、様々な幅広いスポーツ利用というものが可能となるような施設整備と、それから観覧席、そういったところの充実、これはやはりバスケットボールでありますとか、バレーボールの国内のトップリーグの試合などの誘致も可能となるような面整備ということを考えているところでございます。あと想定する施設の規模は、延べ床面積を8,600平方メートルというところで基本計画では盛り込んでいるところです。ただ、実施設計をこれから行ってまいりますので、実施設計の中でより具体的な詳細な施設の機能の充実というものを整理していきたいというふうに考えているところです。それから、専門家の意見も取り入れるべきだというご指摘でございます。まさにそのとおりでございまして、本年から本市においてはスポーツ振興課という部署を設けてありますので、そこも連携をしながら専門家の意見なども取り入れた施設整備を今後進めていくということでございます。 ◆富浜靖雄君   すばらしいと思います。ぜひとも今の感じで進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、記念行事について、ロベルトソン号遭難救助150周年についてお伺いいたします。1872年7月12日、上野村宮国沖のリーフにドイツ商船のロベルトソン号が座礁難破し、これを発見した宮国の住民は、一晩中たいまつの火で勇気づけ、荒々しく激しい波の海にサバニをこぎ出し、乗組員を救助。1か月余り手厚く看護し、無事にドイツへ帰国させました。その後、ドイツ皇帝より博愛の心をたたえられ、軍艦を派遣し、宮古島に博愛記念碑を建立。現在のうえのドイツ文化村の礎となっております。このような歴史があるんですけど、今年がちょうど150周年に当たるとのことです。記念行事等ができないかお伺いいたします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   ロベルトソン号遭難救助150周年についてでございます。これまでのところ民間団体の調査で、ロベルトソン号との関係が示唆されるものが報告をされております。ただ、ロベルトソン号については、沈没をした位置が特定されていない、分かっていないほか、民間から報告された遺物についても、ロベルトソン号との関係は不明だというふうにされております。そのため、引き揚げなどの調査の予定は今のところ予定をしておりません。一方、教育委員会では、今年度より3か年計画で水中遺跡の分布調査を開始しております。この調査の中で、ロベルトソン号に関連する調査も併せて行いたいというふうに考えているところでございます。ロベルトソン号遭難救助150周年に合わせての記念行事は、先ほど申し上げましたように予定はしておりませんが、市の水中遺跡の分布調査の成果については、文化講座や展示会、報告書の刊行などを通して市民の皆様に広く公開をしてまいりたいと考えているところでございます。 ◆富浜靖雄君   コロナ禍ということもあって、今までかなりこういう記念行事とか、様々な行事が中止、延期されております。水中文化財の調査が行われるということなので、本当にそういう歴史的な遺産というんですか、そういうものは発見することが大切というよりも、発見したおかげで次の学びにつながるというか、新しい発見につながっていくとか、宮古島の歴史を思えるというか、大切なことだと思います。そういうのを絡めてできたら展示とか、そういうのもしながら、報告会とかもしながら、こういうロベルトソン号の遭難救助150周年に絡めて話というか、講演みたいなのをしていただければいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、各記念行事の計画についてお伺いいたします。5月15日、沖縄の本土復帰50周年を記念する式典が開催されました。テレビや新聞報道においても特集が組まれ、50年前の出来事を再確認し、私自身その特集を見て新たな発見もありました。宮古島市の歴史においても記念すべき史実が幾つかあります。例えばソ連の言語学者ニコライ・ネフスキーの来島、人頭税廃止、久松五勇士などなど、こういう節目の年には記念行事を今まで行ってきたと思います。このような記念行事についてどういう感じの計画、考えといいますか、になっているのか、ちょっとお伺いいたしたいと思います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   ロベルトソン号、ニコライ・ネフスキー、久松五勇士、人頭税などの各種記念行事の計画について、考え方についてでございます。宮古島市には、ロベルトソン号遭難救助やニコライ・ネフスキー、久松五勇士など、いわゆる偉人や偉業が数多くあり、これまでも多くの記念行事が行われてきました。地域の歴史として地域で記念行事を行ってきた例もあります。また、行政が行った例もございます。特に方針や基準を定めているわけではございませんが、地域振興を兼ねた記念行事については、地域で主催をしていただき、行政は正確な歴史の記録として調査、資料整備、公表に努め、必要であれば、先ほど申し上げました地域が記念行事として実施する事業について支援をしていければというふうに思っております。今年度は、それぞれ記念行事を行う予定はございません。なお、今年8月にはニコライ・ネフスキー来島100年となりますので、これに合わせて、図書館において関連資料を集めたニコライ・ネフスキーコーナーを設置し、多くの市民の皆様にニコライ・ネフスキーについて知ってもらう機会を設けたいと考えております。  なお、今日の新聞に、民間の団体も記念の行事事業を行う予定があると、計画があるという記事が掲載をされておりました。それとは全く別で、図書館が独自にニコライ・ネフスキーに関する書籍など関係資料の展示コーナーを設けて企画展を実施したいということでございます。 ◆富浜靖雄君   地域の記念行事は地域でやっていただくと。地域というか、宮古島市全体の大きなそういう記念行事の場合とか、民間の方がこういうアイデアを持ってきて、こういうふうにしていきたいというふうなのがあれば、市としても協力できるかどうか考えて対応していけるという感じで今捉えております。ただ、先ほどもちょっと言ったんですけど、復帰50周年のいろんな報道番組、報道というか、50周年のときはすごいこういうのがありましたよという番組の中で、自分が勉強になったなと思うのは、昔植物園の前に730の塔があったんです。その730って何か自分がよく分からなくて、その当時ですね。後で分かったことが、右側通行から左側通行に移ると。そのときにすごい標識もそうですし、道路環境を一日でがらっと変えなきゃいけないというのを当時の担当していた警察署の方が交通課の方だと思いますけど、こういうアイデア出してすごい、いろいろな考えを持ってそれを取り組んだと。本当にいろんな問題が出たときに、解決する方法というのをやったとき、やはり見ていると、様々な人が絡んで様々な意見があって、道路標識をどうやって変えるのかという問題がその当時あったらしいんですけど、このときどうすればいいんだという話だったんだけど、すばらしいなと思ったのは、作った道路標識を目隠ししておくと。目隠ししておいて、その730(7月30日)、変えますよといった瞬間に、今まであった標識に新しく目隠ししていたのを取ってかぶせると。そのかぶせた後にゆっくり撤去するという、なるほどなと。本当に聞かないと分からないもんだなというふうに思いました。行政の仕事も本当にいろんな意味で解決できにくい、解決しづらい問題がいろいろ出てくるときに、やはり限られた人間で考えるのではなくて、いろんな人の意見を聞くとすばらしいアイデアが出てくると思います。この行事だけではないんですけど、様々な事業においても、逆に言うと違う分野の方に意見を求めるのも全然いいと思います。違う感覚でアイデアが出る可能性もありますので、先ほどのごみ処理の問題にしても、いろいろそういう新しいことをやっていくときには必ず問題が出るので、宮古島市、行政一丸となって、議会も協力して、市長がよく言う両輪ですので、情報提供し合ってできれば本当によくなっていくんではないかなと、市民も絡めてですけど、そういうふうな形を考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、農林水産業について、農林水産物条件不利性解消事業について市長の見解をお伺いいたします。今定例会において前里光健議員、下地信男議員、下地茜議員、下地信広議員より通告があって答弁も聞かせていただきました。5月31日には、保守宮古未来会、公明、市民創会の3会派で県に赴いて、県の担当者から説明を受け、勉強させていただきました。その後、JAおきなわ宮古地区本部とか、宮古港運本社にも赴いて意見交換もさせていただきました。その県の説明会のときに、県の担当者の説明としては、今までこの事業は優遇されており、流通の合理化に向けての取組の推進を図るため、このような内容となっているとの説明を受けました。県も様々、いろいろな検討を行ったと思います。なので、内容がすぐ変わるとはちょっと思えないんですけど、この県が示している枠組みの中で、市として減額された航空輸送補助の改善を県に求めていくのか、それとも市独自で追加措置を行うのか、どのようにお考えなのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   前回の制度と比較して新たに令和4年度からスタートする制度との部分格差をどうするかというお話でございます。前年度と比較しますと、航空輸送分が下がり、船舶輸送では上がっている状況となっております。生産者の負担増になるというふうなご指摘の部分がございますが、今回の制度におきましては、1次加工品や新たな品目も加えられるなど、またこれまで対象外とされておりました沖縄本島までの輸送費、これ市単独で令和3年度実施しておりましたが、そちらのほうも対象となるなど、一方では拡充された部分もある制度となっております。ただ、事業を進める中におきまして、輸送費の基準額が下がったということで生産者や事業者への影響も懸念されているところでございます。ただ、市としましては、そういった生産者や事業者からの要望、意見も出てくるという中にありましても、県や関係機関と事業を進める中で今後意見を聞きながら、制度として改善すべき事項については要望してまいりたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   改善に向けて県に要望していくということでございます。農林水産物条件不利性解消事業なんですけど、よく話が出ていましたモーダルシフト、船舶、輸送をメインとしたモーダルシフトなんですけど、これを行うに当たって生鮮食料品を低温に保つ物流方法のコールドチェーン、このコールドチェーンを可能にするためには冷蔵、冷凍コンテナが必要となってきます。物量に対応できるコンテナの数とか、このコンテナは冷蔵、冷凍ですので、電源を必要とします。そのため、電源の確保とか、県は地域コールドチェーン実証的検証支援として4,500万円の予算を計上しておりますが、この実証的検証も市が対応していかないといけなくなると思います。様々な問題があるんですけど、船便、船舶輸送量を増やしていくという感じでは今から大変な期間というか、時間をかけてシステムを構築していかないといけないと思いますが、この点について市としてどういうふうな考えがあるのかお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   新たな農林水産物条件不利性解消事業におきましては、競争条件不利性改善対策、北部・離島地域振興対策に加え、荷主や地域が物流事業者と連携し、持続可能な物流ネットワークの構築に向けて取り組んでいくというようなことでございます。議員のほうからお話のありました地域コールドチェーン実証的研修支援事業につきましては、令和4年度から令和6年度まで3年間の実証事業として市が主体となって進めていくところでございます。進めていく中で、今後令和7年度以降、この体制の実証を踏まえて、またこのエビデンスを基にこういった事業の確立ができるかというような事業のほうにも取り組んでいけると思いますので、3年後については、そういったエビデンスを持って事業には取り組んでいけるかと思うんですが、現時点でそういった体制ができているかというところで、いきなり航空輸送から海上輸送に切り替わるということは、我々のほうも想定はしておりません。時間をかけてそういった方向に向けていくというような事業の在り方になろうかと思いますので、その辺については、やはり事業者、利用者との意見を交わしながら、どういった対策が必要かということもしっかり検証してまいりたいと思っております。 ◆富浜靖雄君   本当に農林水産部長がおっしゃるとおり、この事業に関してのメリットとデメリットというのがございます。メリットとしては、さっき農林水産部長が説明していただいたところなんですけど、一番メリットはいいんですよ、メリットは増えれば増える分だけ何の問題もないんですけど、デメリットの部分ですね。このシステム、実証的検証なんですけど、これを3年かけてやるということなので、その3年かけてやって、でもそれはまた実証的検証なんです。それからまた何年かかってやるのかとなると、その期間航空輸送というのはこのままの状況で、単価が安く抑えられた状況でいかなきゃいけないと。自分としては、この技術、システムが確立されて、すばらしく農家のためになるんであれば全然いいと思います。ただ、今の現状で航空輸送が不利になるなというのはもう現に見えております。この航空輸送の面をどうやってカバーしていくかというのを自分は今お聞きしたかったんですけど、これは後で登壇する議員の方からもいろいろ質問があると思いますので、この質問はここで終わらせていただきます。  最後に、特定天然記念物について、伊良部島に飛来しているコウノトリについて、人工巣塔等の設置についてお伺いいたします。以前から伊良部島に滞在しているコウノトリですが、3羽確認されております。そのうち2羽がつがいになる可能性があると聞いております。ある方から、コウノトリは電柱とかに巣を作ることがあるので、人工巣塔を設置できないかとの相談がありました。当局の見解をお伺いいたします。 ◎教育長(大城裕子君)   先ほどご質問のありました各記念行事について、改めてお答えしたいと思います。  富浜靖雄議員がおっしゃるように、今年は復帰50年という節目の年でした。その間多くの県民、国民が復帰から今日までをたどりながら、また当時に思いをはせながら、多くのことをまた知る機会になったと思います。それにまた、沖縄への理解を深めるきっかけにもなったものと思います。そういう各記念行事というのは、やはり過去を振り返って、また今この時代に、ここからまた新たにスタートするという意味でも大変重要な機会だと思っています。教育委員会にも多くの各記念行事の要請がございます。昨年度もロベルトソン号遭難救助150周年の記念行事を行いませんかということで要望を受けました。1873年、ドイツ商船ロベルトソン号が台風で漂流して宮国沖で座礁したと。その遭難した船から8名の方々を救助して、それが今も語り継がれております。実際に当時の皇帝ヴィルヘルム1世が高官を派遣して宮古島に謝恩碑を建てております。とても大事な事業だと思うんです。それで、教育委員会でもあらゆる機会にこのことを市民に広く伝えるように、また子供たちにも広く伝えていけるようにしっかり取り組んでまいります。 ◎生涯学習部長(友利克君)   伊良部に飛来しているコウノトリについてお答えいたします。  人工巣塔の設置についてです。現在市で確認ができているコウノトリは、雄、雌1羽ずつでございます。ともに2歳であることが分かっております。宮古に飛来をして1年近くたっていること、2羽が行動を共にしていること、年齢的にも次の冬には繁殖期を迎える可能性があることなどについて、宮古野鳥の会、日本コウノトリ協会から助言をいただいているところでございます。コウノトリは、それ以前にも渡り鳥として飛来した記録はございますが、繁殖の確認例はございません。分布域と繁殖域が一致するとは限らず、気候を含めた環境にも大きく左右されることから、今後は人工巣塔の設置により宮古での繁殖が期待できるかについて専門家の意見を詳細に伺った上で、有効であることが確認できれば設置を前向きに検討していきたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   コウノトリが伊良部島に今いるというのは何か意味があるというふうな感じがします。私の一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで富浜靖雄君の質問は終了いたしました。 ◆上地堅司君   議員番号11番、保守心和会、上地堅司、よろしくお願いします。通告書に沿って一般質問を行いたいと思います。  まず最初に、教育行政についてお伺いします。スポーツ少年団登録件数を伺います。スポーツ少年団に登録されているチームでなければ派遣費が令和4年から出ないということで、各チームに声をかけてあると思いますが、登録件数が何件あるかお伺いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   スポーツ少年団の登録件数についてです。今年度登録された団体数は33団体です。内訳は、バスケットボールが18団体、バレーボール12団体、陸上競技2団体、軟式野球1団体、各スポーツ協会の協力もあり、前年度に比べまして12団体増えております。今年度の受付期間は8月15日までとなっております。引き続き多くの団体に登録してもらうよう呼びかけてまいりたいと考えております。 ◆上地堅司君   今年度登録された団体でバレーボールが12、バスケットボール18、軟式野球1。陸上2、サッカー、ハンドボール、テニス、陸上、水泳とか、剣道とか、宮古島にはいろんなクラブチームがあります。そのクラブチームからの連絡は全然ないのですかお伺いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   現在のところ登録しているのが先ほどの団体でございます。サッカーチームなどの登録はございませんけども、今後呼びかけてまいりたいというふうに考えております。 ◆上地堅司君   ぜひ多くの呼びかけをお願いします。それに関連してスポーツ少年団の指導者講習会があると聞いていますけれども、一応9月に。その講習会は9月に実施されますかお伺いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   スタートコーチ養成講習というものを9月頃実施したいというふうに考えております。その準備をしているという状況でございます。各団体2名以上の資格保持者を目指してこの講習会を開催したいというふうに考えております。 ◆上地堅司君   9月頃にと言っていますけれども、まだこれは正式には決定はしていないんですかお聞きします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   9月実施は決定しております。まだ日にちまで決まっていないという状況です。準備は既に進めているところです。 ◆上地堅司君   ぜひ9月には講習会を実施してもらいたいと思います。今少年野球チームでも県で上野オリオンズが県3位で九州に行きます。そしてまた、先島交流試合で鏡原チームが優勝して高知県でしたか、交流大会に行きます。そういった面で子供たちはすばらしく今活躍をしていますので、これからもバスケットボール、バレーボール、いろんなスポーツで子供たちは活躍していくと思いますので、ぜひそういった補助金、そして申請、登録、そういったのを声かけて、ぜひ子供のために、親の負担軽減のために協力してもらえたらありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、学校体育館の修繕状況を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   学校体育館の修繕状況についてお答えいたします。  令和3年度において北小学校、令和3年度から令和4年度にかけて北中学校、下地中学校のいずれも屋根の修繕を行っております。今後の修繕計画についてでございます。今年度においては、平一小学校体育館の設計を行い、令和5年度において長寿命化改良事業の補助事業を活用し、修繕工事に着手する計画で沖縄県などと調整を図っているところです。その後、令和7年度において鏡原小学校、令和8年度において上野小学校を計画してございます。 ◆上地堅司君   令和3年度から令和4年度にかけて下地中学校、北中学校が修繕されていることで、令和4年度に平一小学校の設計となっていますけれども、なぜ令和3年度から設計して令和4年度にはこの修繕がないのはどうしてですか、お伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   平一小学校の設計については今年度実施予定です。 ◆上地堅司君   今各学校の体育館はほとんど修繕が必要ということで、本当に学校現場も困っています。特に自分は上野小学校卒で上野体育館によく足を運んでいます。その中で、今の大雨のときも一応子供たちを指導しながらいたんですけど、もうバレーボールができない状態です。舞台側から漏れて、また真ん中のほうも何か所か漏れて、本当にこの状況がこの四、五年続いている状況で、上野の場合は令和8年度の計画という、あと4年間の間、時間がかかります。そういった体育館が各学校にも見えていますので、ぜひ早めの修繕をお願いしたいと思いますけれども、上野の体育館の修繕の前倒しはできないかお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   上野小学校修繕工事の前倒しにつきましては、長期整備計画において校舎の新築、長寿命化改良事業等5か年整備計画を立てており、ほかの計画との兼ね合いもあることから、現在のところ難しいと考えております。ただ、委員会としましては、状況を把握しているところでございます。事業実施までの期間、少しでも現状の改善を図られるよう、今できる対策を講じてまいりたいと、そのように考えております。 ◆上地堅司君   よろしくお願いします。けがが起きてからでは遅いです。けがした子供たちも何名かいると聞いています。その中で、子供たちが学ぶ学校現場がこういうふうにいろいろ壊れて、体育館がこういうふうに使えなければ、子供たちも伸び伸びと教育が受けられなくなります。ぜひ子供の教育のためにも学校現場の修繕を早めにお願いしたいと思います。ちなみに、学校現場は備品とか、いろんなものが今足りないと聞いています。その備品も学校現場の校長先生からよく聞こえています。予算が足りない、予算が限られている、そういった中でなかなか市は対応してくれないと。やはり次代を担う子供たちのためにも、学校現場のちゃんとした設備、備品、子供たちが学べる状況、そして先生方がしっかりと子供たちを教えられる学校でなければ子供の教育はできないと思いますので、ぜひその面、市長はどう考えていますか、一言お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   教育委員会がある予算の範囲内で一生懸命工夫をされているというふうには思っております。しかしながら、今議員ご指摘の件、雨漏りして体育館の床が度々水浸しになること、それは施設の寿命が短くなることにつながる等というふうに思っております。そういう意味では、現場の声、議員指摘のありました件、丁寧に精査しながら、教育委員会と相談しながら、できるだけの前倒しの発注、修理、その辺を検討してまいりたいというふうに思います。 ◆上地堅司君   ぜひとも早めな修繕をお願いします。  続いて、学校でのプール建設についてお伺いします。仲間誉人議員も結の橋学園のプールの件で質問してありますので、1つだけ質問したいと思います。結の橋学園のプール建設は、学校内で建設を考えていますか。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   一般質問初日に仲間誉人議員にお答えしたとおりでございます。繰り返しになりますが、ご答弁させていただきます。民間プールの活用となりますと、移動に要する時間や時間割の調整、児童生徒の負担等の観点から、現実的に厳しい状況が想定されております。児童生徒の学びの保障や水泳学習の充実に向けて、改めて関係者の意見も伺いながら、学校プール建設も視野に検討してまいります。これは、教育施設の整備計画であったり、予算の関係もありますので、それも加えて検討してまいりたいと、そのように考えております。 ◆上地堅司君   検討ではなくて、建設のためにぜひ進んでいってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、城東小学校のスクールバスの悪天候の際、コース変更の緩和は可能かどうかお伺いします。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   現在スクールバスについては、結の橋学園、城東中学校の2校で運行しております。このスクールバスは、学校統廃合により小学校、または中学校の児童、または生徒の通学が遠距離となることから、通学を支援するものでございます。悪天候の際のコース変更につきましては、冠水等により通常のルートに支障が出た場合、運転士の判断でコースを変更することもあるかと思います。 ◆上地堅司君   悪天候の場合に、城東小学校のバスに自分も乗って一応回ったんですけど、指定のバス停でないと止めたらいけないと。どうしても通りがかりに近いコースで、子供たちの家があるんだけど、そこに降ろしたいと、そういったものをやりたいというんですけど、決められたコースに降ろさないといけないということで、それぐらいの緩和はできないかとの話もありましたので、ぜひそういったのを検討をお願いしたいと思います。  そして、城東中学校は、西城、城辺、砂川、福嶺が1つになり城東中学校が成立しました。その中で西城地区がスクールバスのコースになっていません。西城地区は、結構広くて、比嘉、特に長北は結構城辺、砂川より遠いかなと。本当に長北にも自分が分かる範囲では1人、2人、子供たちもいます。そういった中でなぜ西城地区はコースに入っていないか。西城地区もコースに入れたら、親の負担軽減もあるかなと思いますので、そのことも伺いたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   スクールバスの運行につきましては、先ほど申した目的がございます。そこで、宮古島市スクールバスの運行及び管理等に関する規則において、対象校、対象行政区が定められております。議員ご質問の対象行政区以外の西城学区のスクールバスの利用につきましては、原則認められておりませんが、教育委員会が特に必要と認めるときは利用することができる規定となってございます。城東中学校におけるスクールバスの運行ルートにつきましては、城東中学校開校に係る委員会等で議論され、対象とする行政区を決定しておりますので、現時点においてルートを変更する考えはございません。 ◆上地堅司君   変更はないということで、西城地区の父兄からもぜひ長北までコースを走ってほしいという声も聞こえていますので、ぜひ検討委員会で話し合って、そういったのは子供たちのために合併もしていると思いますので、子供たちが学校に行きやすい、学びやすい、そして帰るときにも安全で、登下校できるような環境づくりをしてほしいと思いますので、よろしくお願いします。  そして、1つ、スクールバスの運転手から要望があります。コースの街路樹がとても危険で、道路側に枝がはみ出て、運転しているんだけど、対向車が来たときに危ない。子供たちも乗せているので、この枝を伐採してほしいという声が結構聞こえています。運転していて多分分かると思いますけど、バスは高い状態で運転して、乗用車は低い、その感覚はなかなかバスを運転しないと、多分普通乗用車を運転していたら分からないと思います。とても危険だそうです。その伐採をできるかお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   街路樹が生い茂っていて通行に支障が出ているという現状があるというご指摘でございますので、現場を確認しまして、早急に対応していきたいと思います。 ◆上地堅司君   ぜひバスに乗って確認したほうがやはりそれが現実的に見えてきますので、確認だけじゃなくて、一緒にスクールバスに乗ってどこが危険か、一緒になって検討してもらえたらありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、農業行政についてお伺いします。この長雨で2月から今まで宮古島は大雨に見舞われ、農作物の被害が多く出ています。その多くの被害で今葉たばこ農家がここに来てすごい状態になっています。今年の葉たばこの被害は台風以上の被害だと、葉たばこ農家も言っています。去年と比べてもほぼ50%の落ち込みは理解してほしいとのことで、生産者の声も上がっています。同農業としてサトウキビ同様に対応してほしいとの声も上がっています。何らかの支援はできないかお伺いしたいと思います。  そして、マンゴー農家も一部では大雨で冠水したマンゴーハウスも見受けられます。いろんな農作物にも影響が出ていますので、こちらの支援もできないかお伺いしたいと思いますので、これは葉たばこ農家からです。ぜひ市長の答弁をお願いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   葉たばこ農家、マンゴー農家への支援というご質問でございました。葉たばこ農家、今期の葉たばこに多大な被害が出ているということは、圃場を見回したところで確認がされております。ただ、ご質問の中では支援金というご質問でございました。市の支援制度としましては、被害作物に対して直接的な支援金の制度はございません。ただ、農作物への被害は毎年懸念されている状況にございますので、市としましては令和4年度から新たに収入保険加入推進補助金を創設しているところでございます。この補助金を活用していただいて、農家への積極的な加入を促してまいりたいと考えております。ただ、今年度は先ほど申し上げましたとおり直接的な支援金制度ございませんので、次期作に向けて農薬、また肥料、こういった購入の支援、進めてまいりたいと思っております。 ◆上地堅司君   ぜひお願いしたいと思います。農薬とか、肥料とか、そういったのもぜひ葉たばこ農家も喜ぶと思いますので、ほかの農業と同様に葉たばこ農家にも温かいご支援をよろしくお願いしたいと思いますけれども、市長、どう考えていますか、市長からも一言お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   私も大雨の中、各葉たばこの現場等とサトウキビの収穫所等回ってみました。葉たばこの被害のぼたもち病の蔓延というものは大変なものがあるなということで、乾燥場にも数か所もありましたし、太田組合長、下地、城辺等々の皆さんともちょっと話合いをさせてもらいましたけれども、やはり葉たばこを取り巻く環境も厳しい中での今回の状況というのは大変厳しい。葉たばこ耕作農家の皆さんもちょっと減少傾向にあって、将来に対して希望を失っている部分も、泣いている部分もあります。そういう意味での今回の状況でありますから、今やっているところだとか、マルチだとかというような部分の支援も含めて、今回農薬、肥料等々のまた増嵩の問題もありますから、トータルとして次期生産につなげるような支援をしっかりとしていきたいと思っております。 ◆上地堅司君   市にはたばこ税が4億円から5億円ぐらい納税されていると思いますので、どうか葉たばこ農家にも支援をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、実証栽培施設、ポットファームの進捗状況をお願いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   ポットファーム、新技術実証栽培施設の進捗状況ということでございます。新技術実証栽培施設につきましては、これまで財産処分する方向と事業計画の変更を見直して別の活用ができないかということで調整をしてまいってきたところでございます。本年度に入りまして、新たな作物での実証事業の実施も含めて、施設の活用を市のほうで継続していくという方向で検討を進めているところでございます。 ◆上地堅司君   3月定例会の一般質問で市長は、補助金返還等は行わない形で、目的と合致した形で活用していく方向で県を含めて調整すると答弁しています。ぜひ今年中に施設が使えるようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、指定管理についてですけれども、うえのドイツ文化村の運営方法についてお伺いしたいと思いますけれども、我如古三雄議員の質問にありました。1つだけ質問させていただきます。宮国集落の住民への説明会は今年中には行われませんか、よろしくお願いします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   うえのドイツ文化村につきましては売却が決まっております。住民説明会は、大変重要なことだと考えておりますので、例えば売却に当たっての範囲であったり、海岸への乗り入れ等、そういうところでやはり地元自治会等住民説明会は必要だと考えておりますので、年内には開催したいと考えております。 ◆上地堅司君   ぜひ年内には説明会をお願いしたいと思います。そこは、いろんな御嶽とかあって、住民はとても心配しています。売却となればここに入れないとか、そういったいろんな住民のほうから声も聞こえていますので、ぜひ住民の声をしっかりと聞いて、方向性を正して、しっかり活用に向けて頑張ってくれるようお願いします。  続いて、環境行政についてお伺いします。自動販売機設置、公園、海岸、ビーチ等へのごみ箱の設置は可能かお伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   各施設の自動販売機の設置場所へのごみ箱の設置に関してということですけれども、ごみ箱の設置に関しましては、管理者の判断により行われることとなりますが、ごみは基本的にごみを出す方が適切に処理しなければならないものです。管理者が常駐する施設では、ごみ箱の管理が可能ですが、常駐できない施設ではごみ箱の管理が容易ではなく、無秩序にごみが散乱することが懸念されます。以前は、本市でも公園や海岸の自販機のそばにごみ箱を設置しておりましたが、ごみ箱周囲に家庭ごみを持ち込むなどの状況が大変多く見られ、その処理に苦慮しておりました。その後公共の場所にごみ箱を置いた場合、家庭ごみを持ち込む人が増えた、あとカラスや猫などの野生動物に荒らされる、簡易なごみの不法投棄が増えた、改修する費用の負担軽減、危険物が置かれる、捨てられるなどのテロ対策に関する危機管理の観点などから、全国的にも公園などのごみ箱が撤去されたことに伴いまして、本市でもごみ箱の設置をやめた経緯がございます。今後市民の皆さんが、特に大人の方が、自分のごみはおのおの持ち帰って処分することを当たり前にしていただき、その姿を子供たちや周りの方々が見ることで、その子供たちが自分のごみを当たり前に処分することを学べるような環境をつくっていただきたいと思っております。一人一人がポイ捨てをすることをやめて、自分のごみを当たり前に持ち帰って処分する意識を醸成することで不法投棄などがなくなることにつながると考えております。  それから、本市では、多くのボランティアの皆様が日頃から熱心に海岸や公園を清掃してくださっております。ボランティアの皆様には深く感謝しております。そのボランティアの皆様の活動も、宮古島の自然環境や生活環境を守るためにごみのポイ捨てをやめてほしいと願いつつ、一生懸命行っているものと感じております。これらの意向をご理解いただきまして、今後も市民への協力につきまして、議員も一緒になって呼びかけをお願いしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆上地堅司君   分かりました。なぜそれを言うかというと、道路清掃したときに結構宮古島はごみが目立っています。この状態では、宮古島はごみの島と言われかねません。ですから、少しでもごみを減らすためには、ごみが落ちていたら、誰でも、あっ、捨ててもいいんだなと思う気持ちがあって、ごみがなければごみは捨てません。ですから、ごみ箱があれば、そこにごみを捨てたり、回収したり、少しでもこの宮古島からごみがなくなると思います。今言っていたように、テロとか、いろんな問題もあると思います。それは、一人一人大人の問題で、ごみがなければそういった問題も起こりません。みんながそういった意識を持つように、この宮古島からごみをなくすためにはどうしたらいいか、それを考えることによって一人一人がごみの意識を持ってくれれば、ごみは少しでもなくなっていくと思います。この宮古島は、海岸沿いだけすごいごみが散らばっています。宮古島南海岸、北海岸、そして伊良部は北海岸、ほとんど不法投棄されたごみが散乱しています。そういった状況を見て観光に来た人たちはどう思いますか。あれっ、宮古島こんな海はきれいなんだけど、ごみがいっぱい落ちている、そういった宮古島にしたくないので、ごみ箱があればそこに捨てることを通してやれば、自然にここに捨てるようになって、回収は近くの業者が同じように、10分、20分もかからない。そこを回収していけばカラスの問題もなくなるし、そこでみんなが意識してごみを捨てないようになると思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、上野博愛わいわいビーチの進捗状況をお伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   上野博愛わいわいビーチの管理に関する状況でございます。上野博愛わいわいビーチは、沖縄県の管理施設となっております。管理者であります沖縄県宮古農林水産振興センターに施設の管理について問合せを行いました。回答といたしまして、沖縄県で整備した施設内で繁茂している雑草、雑木等の除草作業については夏頃を検討していますとの報告を受けております。 ◆上地堅司君   3月定例会でも早めに検討するということで、いまだに同じような状況が、こういうふうな海岸沿いもこういった状況になっている状態です。こういった観光地がこういうふうに雑草とか、こういった状態になっている状況で、8月頃の除草作業とか言っているんですけど、3月定例会のときといったら5月、6月ぐらいの話をしていたかなと思っています。県にも早急に相談して早急な対応をお願いしたいと思います。  続いて、道路行政についてお伺いします。上野千代田集落から宮国集落までの道路反射板の設置と街灯の取付けはできないかお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご指摘の道路は、県道でありますので、県道を管理する沖縄県宮古土木事務所へ議員ご質問の件について問合せしましたところ、道路反射板は夜間の運転者の視線誘導を行うため、速度が50キロメートル毎時以上の区間において車道幅員が変化する区間を目安に設置されているとのことでございまして、このため、県土木事務所としましては、設置条件に該当する箇所については、現場の状況を確認し、設置を検討したいということでございます。 ◆上地堅司君   ぜひとも設置をお願いしたいと思います。そこでは四、五年前にも事故があって死亡事故も起こっています。そういった見通し悪い状況の中で、やはり交通の妨げになっていますので、ぜひとも街灯、道路反射板は設置してほしいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、納税行政についてお伺いします。各税目の収納率はどれぐらいかお伺いしたいと思います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   各税目の収納率についてお答えをいたします。  令和3年度における市税の税目別の収納率についてでございます。市民税が98.1%、固定資産税が97.8%、軽自動車税が94.7%、その他市たばこ税、鉱産税、入湯税は100%となっておりまして、市税全体での収納率は98.0%で、前年度と比較しまして0.8%の増加となってございます。 ◆上地堅司君   それでは、各税目における納付方法をお伺いします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   各税目の納付方法についてお答えをいたします。  本市では、現在各金融機関窓口や納税課窓口での納付、コンビニエンスストアでの納付、口座振替での納付、パソコンや携帯電話を利用してのペイジー納付での納付が可能となっております。 ◆上地堅司君   今は、電子決済としてスマホ決済とか、いろいろの納付の仕方があると思いますけれども、宮古島だけがそういったスマホ決済の納付がまだできていません。スマホ決済の導入はいつ頃できますか。スマホのPayPayとか、LINEPayとか、そういったのが各市町村はできているんですけども、まだ宮古島はできないということで、それについてどのように取り組んでいますか、よろしくお願いします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   納付方法、スマホアプリによる決済の導入についてお答えをいたします。  スマホアプリ決済につきましては、納税者の利便性の向上、特にこのコロナ禍においては、非接触型の収納対策としても有効であると考えております。議員ご指摘のとおり、県内10市においては既に導入済みとなってございます。本市のスマホアプリ決済の導入につきましては、システム整備を進めまして、今年度中に導入に向けて取り組んでまいります。また、EdyやWAONなどの電子マネー等その他の納付方法につきましても、他市の状況も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。 ◆上地堅司君   ぜひスマホ決済導入で来年は納税率もさらにアップすると思いますので、よろしくお願いします。  続いて、娯楽施設についてお伺いします。今宮古島にはそういった娯楽施設があまりありません。特に今ボウリング場もなくなり、そういったアミューズメント施設などが宮古島にはありません。子供たちの遊び場もない。その状況で今後宮古島にアミューズメント施設の建設予定はないか、誘致はないか、お伺いしたいと思います。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   ご質問がボウリング場施設の計画はないかという、誘致の予定はないかというご質問でございます。本市におきましては、現在ボウリング場の誘致につきましては、計画はございません。このような収益を伴う施設につきましては、民間主導で行うことが望ましいと考えます。また、子供たちの娯楽施設の整備についても、収益を伴う施設につきましては同様に民間の整備が望ましいと考えます。なお、公園等の遊具の整備につきましては、管理する部署におきまして計画、実施に取り組むこととなっております。 ◆上地堅司君   宮古島には市民の憩いとなる、特に雨の日の遊ぶ施設、アミューズメント施設がなく、休日の家族や友人との場所が少ないと感じられます。沖縄にあるラウンドワンみたいなアミューズメント施設を誘致できれば、市民も子供も休日の過ごし方も変わっていくものだと私は思っています。民間のそういった導入も検討をお願いしたいと思いますので、ぜひこの宮古島に子供たちも大人も楽しめる施設をできればいいかなと思っています。  時間がありますので、少し私見を述べたいと思います。今の宮古島は住みにくい宮古島になっていると思います。なぜかというと、近年海岸にはホテル、そして伊良部島にも海岸線には結構ホテルも建っています。その中で、今まで自由に行けていた海などに自由に入れません。そして、今は漁業権という大きな壁があって、子供たちが遊べる海にも入れません。昔は、子供たちを連れて海岸に行って貝を拾ったり、タコ捕ったり、魚捕ったり、そういった遊びができました。この宮古島、海に囲まれています。その中で、この小さな島で近くにある海にも行けない状態に今の現状はなっているかなと思っています、自分としては。自分も毎日のように朝散歩しながら海に行くんですけど、月に1回ぐらいは海に行って魚を捕ったり、貝を拾ったり、前はしていました。今はそういったこともできません。  その現状を踏まえて、市長にお願いしたいと思います。各3漁業協同組合があります。そこの組合長と海上保安庁と一緒にこの宮古島の海問題の話をしてもらいたいなと。ぜひ昔のように、海に行って少しでも貝取って、少しでもアーサも取って、そういった宮古島になってほしいなと。特におじい、おばあが毎日のようにこの1月から3月、アーサを取るのを楽しみにして、孫のために取って朝のみそ汁に入れたり、そして沖縄本島にいる孫の分も取ってあげたり、そういったのが当たり前だった宮古島も近年、そのために取っていたら、海上保安庁が来て、何をしているかと。これを捨てられた、そのおばあはもう泣いていました。いつからこういった宮古島になったの、こんな宮古島、自分は嫌いだ、それをどうにかしてくれ、そういった声が上がっています。ぜひとも海問題は宮古島の問題ですので、ぜひ市長、みんなで考えて、よりよい宮古島にしていきましょう。  私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(上地廣敏君)   これで上地堅司君の質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開したいと思います。  休憩します。                                     (休憩=午前11時52分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆池城健君   10番議員、新政会、池城健です。マスクを外してお話をさせていただきます。  一般質問の前に当局の皆様に一言御礼を申し上げたいと思います。昨年12月定例会で介護保険における福祉用具の購入費や住宅改修費で受領委任払いが利用できるようにしていただきたいと要望したところ、市長、副市長、福祉部長、高齢者支援課長及び職員の皆様の素早い対応で、この4月から受領委任払いが利用できるようになりました。本当にありがとうございます。利用できてよかったとの感謝の言葉が私のところまで届いておりますので、担当課の職員にお礼を伝えてくださいと申し添えました。これまで住宅改修費等を最初に全額支払わなければ改修できなかったのが費用の一部を負担するだけで改修できるので、負担が非常に減ったと、要介護認定を受けた市民は大変喜んでいます。今後とも困っている市民の皆さんの声が届く福祉行政の推進をお願いします。  それでは、通告書に従って質問させていただきます。まず、この受領委任払い、4月からだということですが、4月からの利用件数を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   受領委任払いについては、要綱を作成し、4月1日から利用できるような制度にしております。4月の福祉用具購入費支給申請24件ございましたが、そのうち17件、あと住宅改修費支給申請は8件のうち、まだゼロ件でございます。5月の福祉用具購入費支給申請13件のうち8件、住宅改修費支給申請8件のうち2件が受領委任払いを利用してあります。 ◆池城健君   4月は住宅改修費の支給はゼロと、また5月が2件ということで、市民への周知がどうなっているのかなと、この周知をどのようにしているのか伺いたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   市民への周知についてお答えしたいと思います。  市民への周知は、今宮古島市のホームページや「広報みやこじま」に掲載して周知をしております。ただ、住宅改修費の支給につきまして4月ゼロ件というのは、これは改修する前に事前申請が必要となりますので、4月1日からですので、3月分はできませんので、4月1日以降に市が了承して工事が終わったものに関しての申請が始まりますので、今後増えていくものと思っております。 ◆池城健君   必要な市民に必要な情報が届いているのかということが私も気になって、情報の周知をどれだけされているか。市のホームページで私検索したんですけど、探せませんでした。やっと探せたのは、業者向けのページに記載されているところで、一般市民にはなかなか分かりにくいということで、介護のために手すり設置などの住宅改修費等が安い費用でできるというせっかくのよいシステムを構築してありますので、今後とも必要としている市民、困っている市民に確実に福祉の手が差し伸べられるように周知徹底をお願いします。私も今持ってきたんですが、「広報みやこじま」も最後のほうに3分の1程度で、なかなか市民にこれが届くのかなと思っています。その辺これからぜひ市民の目に届くような広報の仕方を考えていただきたいと思います。住宅を改修することにより、室内での転倒事故が減り、お年寄りの皆さんが安全、安心に生活することで医療費削減につながることを期待したいと思います。今後ともよろしくお願いします。  それでは、次です。学校の諸課題についてです。この新聞は、沖縄タイムスの令和4年6月2日付の紙面です。1面に大きく「食品値上げ1万品超」との見出しが掲載されています。この記事によると、帝国データバンクは1日、食品業105社が年内に実施したか、予定している値上げが同日時点で1万品目を突破したとの結果を発表した。食用油や小麦粉の急騰が響き、平均の値上げ幅は13%に上ると記載されています。そこで、質問ですが、現在の宮古島市の小学生の1日当たりの給食費は231円、中学生253円となっているそうです。学校給食について、諸物価が高騰する中、現在の児童生徒の1人当たりの学校給食費では、1食当たりの必要カロリーの提供も厳しい状態になっていると思われます。1食当たりの必要カロリーは、小学校4年生で650カロリー、中学生で830カロリーと言われていますが、これは現在の給食費で賄うことができるのか、現状はどうなっているのか教えていただきたい。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   諸物価が高騰する中、給食に係る食材費も高騰してきており、現状はぎりぎりの状況です。ただし、必要なカロリーの提供は満たしているところでございます。 ◆池城健君   今現在でぎりぎりということで、これから7月、8月と諸物価が高騰したときに行政としてどのような対応策を取るのか、お示しいただきたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   今後の給食に係る食材費の単価の推移等的確に把握し、提供する給食に必要なカロリー等に不足が生じないよう、給食に係る予算の補正等を検討していく必要があると考えております。 ◆池城健君   学校栄養士の話で非常に厳しいと、今でも厳しいと。その中で当初予算の中では年度内難しいんではないかということが言われています。私も学校給食の皆さんからこれ聞きました。市長、この予算措置についてどのように考えておりますか、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   確かに学校給食の予算の範囲内で物価上昇、大変厳しい状況になってきているのかなというふうな認識は持っております。早速ではございますが、地産地消というようなこと等も踏まえまして、産業振興局には今現在、多分5月超え、6月になりますと、本土との農水産物の価格競争の中で、ちょっと品が島外へ出にくくなる。そういう島内におけるカボチャ、ピーマン等をはじめとして貯蔵の利くような花菜類、根菜類等については、できるだけ活用しながら保存の方法等を工夫しながら、ぜひ学校給食等に活用してもらったらどうか。そういう安いコストでせっかくの農水産物を活用していくということも、地味ではあるけれども、ぜひやったらどうかという指示を出しておりますので、その辺も含めて検討していきたいと思いますし、トータルとして考えますときに、やはりちゃんとした、おいしくてカロリーのあるものを子供たちに提供することはぜひ必要と思いますから、少し今後検討をしてまいりたいと思います。 ◆池城健君   私が調べたところ、パンも牛乳も令和元年から今年度令和4年まで毎年値上げをされています。例えば牛乳でいうと、令和元年度で約4.1%、令和2年度で約4.2%、令和3年度で約1.8%、今年度、令和4年度で3.08%値上げされています。その結果、今年度のパン等の主食の価格だけで中学生の給食費の50%を超えています。そのために副食、おかずやデザートに使える金額は限られてきます。小中学生にとっては、学校給食は心のオアシスの時間であり、心身の成長にとても大切な栄養となっています。宮古島市の子供たちがおいしい給食で健康で健やかに育っていくための行政の手助けをよろしくお願いしたいと思います。  次に、今も市長からもありましたが、市長は施政方針においても強く地産地消を推進し、地域内経済循環を高める仕組みづくりを進めますと述べております。そこで、伺いますが、宮古島市の給食食材について現在の地産地消、どのような割合なのか教えていただきたい。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   令和3年度の地元産の食材使用率は17.6%で、前年度より6.1ポイント伸びております。 ◆池城健君   今多分地産地消、少しやり始めた頃かなと思うんですけれども、もう少し地産地消を進めるためのもし具体的な方策があればお示しください。よろしくお願いします。 ◎産業振興局長(宮國範夫君)   学校給食において地産地消を進めるための方策につきましては、食材の生産と消費、つまり需要と供給をいかにうまく調整するかが重要になると考えております。需要と供給の調整においては、大きく2つの方向性があると考えております。1つは、いつ、どこで、何をどれくらい生産できるのかという情報と、学校給食側では、いつ、何をどのぐらい使いたいかという情報を収集、共有することでマッチングにつなげる取組でございます。この際ポイントとなるのは、天候などの影響で計画どおりに食材が集まらない場合などに、いかに安定供給を担保するかが重要となります。他地域における多くの取組において、地産地消を推進するためのコーディネート機能を有しており、重要な機能であると考えております。また、もう一つの方向性としては、生産が盛んな時期に食材を加工、保管することで安定的な供給が可能となり、また供給できる期間を長くしていくことも可能となります。こうした仕組みが構築できれば規格外の食材などを有効に活用することにもつながります。この2つの方向性をどう仕組みとして実装していくかについては、地域の特性に応じて様々な方策が考えられることから、産業振興局において学校給食共同調理場と密に連携を図りながら、本市に合った仕組みづくりに向けて取組を進めていくこととしております。 ◆池城健君   私先日、宮古島市学校給食の栄養士7名いらっしゃるんですけど、その方々とちょっと話合い持ったんです。そうすると、栄養士の皆さんもできるだけ地域の食材を使っていきたいと言っております。ただ、地域の食材をどこでどのように調達したらよいのかの情報がないと訴えておりました。産業振興局がしっかりと中心的な役割を果たして、地元農水産物の活用促進により地域内経済循環を高めるとともに、宮古島市内の小中学校に安全で安心な食材の供給率向上を目指していただきたいとお願いいたします。よろしくお願いします。  次に、12月定例会において、私は、学校職員の働き方改革に向けて、事務職員の現金取扱いをできるだけなくしていただきたいと。要保護、準要保護の補助金、選手派遣費の補助金、検定費用の補助金、学校職員の給食費等について、振込や給与引き落とし等を要望しましたが、その進捗状況を教えていただきたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   学校事務職員の現金取扱い業務量縮小の件につきましては、今年度より要保護、準要保護の補助金を学校長宛てでなく、各個人の口座宛てへの振込に手続を変更しております。次に、昨年度児童生徒受給対象は、選手派遣費補助で1,150件、各種検定料補助で1,479件となっております。また、選手派遣費補助金交付事業につきましては、今年度約1,000万円の予算を増額しており、件数の大幅な増加が見られることから、児童生徒個人宛てに振込を行った場合、申請があった学校及び大会ごとに全ての個人の口座情報を会計処理システムに1件ずつ登録していく作業が必要となります。現時点では、申請があった学校への振込をすることで早めに支払えるという利点もあり、そのように対応しているところでございます。また、学校職員の給食費につきましては、教員は沖縄県の職員であり、沖縄県からの給与振込となっているため、給与引き落としは行っておりません。 ◆池城健君   特に昨今金融機関においては、硬貨の取扱い枚数によって手数料も取ったりしているのですよね。学校現場で配るときに硬貨に分けて配らないといけないので、その手数料をどうするのかと、非常に学校事務職員悩ましく思いながら仕事を進めているんですよ。前回もお願いしたんですが、県内他市町村はこの仕組みをどんどん取り入れてきているんです。ですから、ほかのところができて宮古島市ができないということはないと思うので、もし人員が足りなければぜひ市長のほうに職員の増員もお願いしながら、学校の中でそういう現金を取り扱わない方向に持っていっていただきたいなと要望します。よろしくお願いします。学校職員の働き方改革はとても重要だと思いますので、今後ともこの進捗状況については確認させていただきますので、よろしくお願いします。  続いて、令和5年から休日の部活動指導を地域に移行することが決定しています。その後、平日の部活動でも地域に移行するという方向に今国は向かっています。その際、保護者の負担等について宮古島市の基本方針が決まっていれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   現在のところ基本方針は決まっておらず、未策定となっております。 ◆池城健君   今宮古島市において、中学校でこれまで学校部活動は、親の経済力に関係なく、生徒が自由に選んで活動できることを前提としています。ただ、文部科学省は、学校部活動の地域移行に際して、今後保護者の費用負担が発生すると言明しています。その意味では、今後部活動は月謝を払って受ける習い事と同様な方向になるのか。宮古島市としては、これまでどおり部活動を子供たちの権利として保障するのか、それとも保護者や生徒がお金を出して習う習い事とするのか、教育長のお考えをお聞かせください。 ◎教育長(大城裕子君)   休日の部活動指導につきましては、このたびスポーツ庁より運動部活動の地域移行に関する検討会議提言の概要が公表されました。それによりますと、地域移行の目標時期として令和5年度の開始から3年後の令和7年度末(  部分は219頁に発言訂正あり)をめどとすることが示されております。それに向けて宮古島市といたしましても、基本方針の策定に取り組んでまいるところでございますが、策定につきましては、地域の実情等を踏まえ、国や県のガイドラインや事例等を参考に取り組んでいきたいと考えています。その際には、地域移行だけでなく、多様な方法を模索しながら、地域の実情に合った取組を行っていきたいと考えているところです。保護者負担等が生じることにもなろうかと思いますが、その件につきましても、しっかりとした公的な支援を行えるよう、地域と学校と連携しながら検討してまいりたいと思っております。 ◆池城健君   宮古島市の子供たち、部活動に夢を持って頑張っている子供たちたくさんいます。その中で経済力の差で部活ができる、できないとなると非常に子供たちの夢を壊すことになります。子供たちが自分の好きな部活がしっかり自由に選べて、伸び伸びと活動できる宮古島市としての仕組みづくりをぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◎教育長(大城裕子君)   先ほどの答弁の中で、令和7年度末までというところを令和3年度末までと申し上げました。訂正いたします。 ◆池城健君   今宮古島市の基本方針、まだ決まっていないということですが、ぜひ子供に寄り添った基本方針ができることを期待しています。よろしくお願いします。  続いて、就学前の幼児等への支援についてお伺いします。現在宮古島市の小中学校では、特別支援学級が増え続け、その対応に追われています。市内の小中学校における特別支援学級は、令和3年度が77学級、令和4年度が87学級となっています。非常に10年前、20年前に比べても倍以上に増えています。私は、発達障害という言葉はあまり好きではないんですね。これは、その子たちの個性、特性と私は捉えています。個性が強いから、集団での活動が不得意であったり、同じ場所にじっとしていられなくなったりしています。その子たちの対応として思春期に入る小中学校では遅過ぎると考えております。むしろ小学校入学前からしっかりと対応を取ることで、その子たちの小中学校での個性の成長が望めるのではないかと考えています。そこで、お伺いしますが、宮古島市において就学前の幼児で発達障害、病気等で支援が必要な小学校入学前の幼児の人数はどれだけいるのか教えていただきたいと思います。相談件数でも結構です。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   就学前の幼児等の支援数でございます。今現在発達障害や医療的ケアなど支援が必要な未就学児の人数についてお答えしたいと思います。令和4年6月現在で障がい福祉課で実施している障害児に対する支援を利用している未就学児は50名となっております。その内訳としましては、発達障害に関する支援が31名、身体及び知的障害に関する支援が19名、そのうち医療的なケアが必要な支援が6名となっております。そのほかに保育所とか、こども園、幼稚園などで発達障害等で集団保育をされている園児が16名ということになっております。 ◆池城健君   合計で、では66名ということになるのですかね。市のパンフレットによると、市内にはリハルキッズMIYAKOなど10の通所事業所があり、子供たちの実態により保護者が相談事業所に相談しながら子供たちの通所先を決めるとありますが、市内の各施設に通所している人数を教えていただきたい。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   障害児通所事業所に通所している人数をお答えしたいと思います。  どの施設に何名というふうな詳細な人数はございませんが、現在11か所でございます。市内で事業所は11か所ございますが、6月現在50名の未就学児が利用してございます。 ◆池城健君   50名ということで、保育所に入っているのも合わせて、66名のうち50名なのかなと理解しますが、実は先日通所事業所の一つにお邪魔してお話を伺ったのですが、通所事業所で、ここですよと決めても、なかなか通所してもらえない幼児もいると。何とかしたいとこの事業所の方もおっしゃっているんですが、それがちょっとうまくいかないというお話がありました。宮古島市としてそういうふうに支援に至っていない幼児や通所できないご家庭に対する支援策があれば教えてください。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   支援に至れないご家庭への具体的な支援策ということでございますが、今児童発達支援サービスについては、通所型と訪問型があるほか、保育所や認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブにおいても受け入れております。医療的なケアが必要な幼児についても、訪問看護を利用されているケースもあります。本市としましては、障がい福祉課、保健センター、児童家庭課において児童に関する相談窓口を設置していますが、連携しながら必要な支援につなげているところではございますが、確かに支援に至らないケースもございます。そういうところは、関係機関で連携を取りながら、相談や見守り等による対応を行っているところであります。 ◆池城健君   ちょっと参考までに私の話をさせてください。  私去年7月末に市議会議員に立候補することを決意したときに、浦添市の障がい福祉関連複合施設ピアラルうらそえという存在を知って、ぜひ見学させてくださいとお願いして見学してきました。この施設は、浦添市が基地周辺整備事業の予算で建物を造り、整備して、医療法人、これは浦添にある医療法人だそうです。へいあんというところと浦添市社会福祉協議会が共同事業体として指定管理人として管理しているそうです。医療法人へいあんの発達障害の専門のお医者さんを所長として、看護師や支援員が多数勤務していました。考え方としては、幼児期、1歳児、3歳児、幼児期から学童期、青年期、成人期までを一体化してサポートしていこうという仕組みをつくってあります。乳幼児健診等で発達が気になる子供、障害認定なしに、親子教室で週1回程度通ってもらって、親子遊びを通して、親が子供の育ちの特性を理解して早期の支援につなぐための仕組みだと聞きました。ぜひ宮古島市でもこのように幼児から成人までを一貫してサポートするシステムをつくっていただきたいと思っているのですが、福祉部長、可能ですか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   障害児の児童発達支援センターについてお答えしたいと思います。  確かに議員がおっしゃるような、障害児の発達を見ている施設というのも浦添市にございまして、県内各市町村にも何か所かあることは承知しております。宮古島市も障がい児福祉計画において、専門機能を生かした地域の障害児やその家族への相談、障害児施設への援助や助言などを行う児童発達支援センターの設置を計画しているところでございます。今年度は、ぜひ専門職員の確保など課題もありますので、関係機関と連携をしながら調整を進め、早期の設置に向けて今年度検討を進めていきたいと思っております。 ◆池城健君   私の30年以上の教職経験から申し上げますと、発達障害とされる子供たちは今後も増加するものと思われます。この子たちが宮古島市で伸び伸びと育ち、将来しっかりと経済的に自立できるためには、幼少期からのサポートが必要です。私たちは、宮古島市の将来の人材を担っているんだとの気概を持って、福祉部の職員の皆さんには奮闘をよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは次に、大雨による冠水への対応についてお伺いします。5月28日未明の大雨による市内東仲宗根添350―1、平良中北部地区の大野越果樹園及び長福果樹園周辺の冠水について、どのように対応したのか教えてください。
    ◎農林水産部長(砂川朗君)   大雨による冠水への対応についてお答えいたします。  議員ご指摘の地区は、昭和59年度から平成4年度まで、旧平良市で圃場整備を実施した西仲佐事地区でございます。この地区一帯は、白川田水源地となっており、ふだんより地下水位が高い地区でございます。宮古島気象台に確認したところ、5月28日における降雨量は1時間65ミリ、1日で124ミリの降水量を記録しております。地区に隣接する排水路兼ため池の処理能力を大幅に上回る降水量となり、周辺圃場での冠水被害が発生しました。28日土曜日でございましたので、月曜日、5月30日、現場を担当課の職員、私も含めて確認いたしました。その際、応急処置として、原因と見られる排水路兼ため池からのオーバーフロー水の排水間口周辺を確認したところ、雑木や雑草等があったので、そちらを業者へ委託し、撤去、除去等を行っております。 ◆池城健君   今2枚写真があります。これは、6月2日、降雨から5日後の写真です。これマンゴーハウスの中に根元まで10センチぐらい水が5日後でも残っています。また、通路は15センチ以上、20センチ近くも通路も冠水しています。この地域は、これまでの大雨ではそれぞれ二、三日で水は引いていたそうですが、今回はこれが1週間以上もこの状態が続いています。ここには、道の両側にそれぞれ二十数個のハウスがあり、マンゴーを栽培しています。その農家の方にお話を伺うと、10年ほど前から大雨のたびに貯水池があふれており、行政に何度もその改善をお願いしてきたが、対応を取ってもらえなかったと残念がっていました。今回の大雨による冠水は過去最大で、3週間近くたった昨日、今月16日までもハウス内には雨水が残っている状態でした。昨日の狩俣勝成議員の質問に農林水産部長は、農作物の被害は報告されていないと答弁しましたが、私が15日、一昨日ですが、このハウスに伺うと、マンゴーの糖度が下がってきていると。身が割れてしまって商品にならないマンゴーも出てきていると。この3日間で300キロ収穫したそうです。それでも食用に回せないので、加工用に300キロ全部回したとのことです。今後の様子を見ないと分からないけれども、被害は確実にあるとのお話でした。先ほどの上地堅司議員のお話でも、葉たばこの皆さんに対して農薬や肥料等の支援というお話がありましたが、そういったマンゴー農家についてはどうですか、お伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   マンゴー農家への支援ということですが、昨日のご質問にもお答えしましたとおり、まだ農政課のほうで被害額、被害状況が確認されていなかったということもございまして、まだ支援の在り方については検討していないところでしたが、午前中の上地堅司議員のご質問の中でも、葉たばこ農家とマンゴー農家への支援ということで同じような回答をしているところです。令和4年度より収入保険加入推進補助金を創設しているということで、こちらのほうを活用していただいて、収入保険への加入を積極的に促していくということと、次期作について、こういった収入等に減少が生じているという状況がありましたら、農薬、肥料等の購入についての助成を行っていきたいと思っております。 ◆池城健君   マンゴー農園、1年間一生懸命育ってきたものがこの雨で、非常に収入に影響を与えるということなので、ぜひしっかりとした対応をお願いしたいと思います。また、今後このような冠水状態にならないためにどのような対策を考えているのか教えていただきたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   今後の対策でございます。同地区につきましては、現在農村整備課において、今後このような冠水被害を軽減するため、先ほど雑木、雑草等を撤去した部分の間口、排水路の間口の部分の改修を検討しているところでございます。オーバーフロー水がその間口を下げることで流れていくのかなということで、今そういうふうな推測をして、そこの間口を広げる検討をしているところでございます。 ◆池城健君   今年の雨は、確かに非常に例年に比べて異常ですが、今年だけだろうという考えではなくて、今後も起こり得るということで、しっかりと被害が出ないような対応をお願いしたいと思います。マンゴーについては、今期の収穫が終了してから、この大雨による被害の実態をしっかりと調査して、今後の施策に反映していただきたいとお願い申し上げます。また、今回の大雨による冠水被害は計14か所とのことですが、市内のはなぞのこどもえんなども大雨のたびに被害を受けており、こども園経営にも大きな影響を及ぼしているということなので、市の職員の対応に本当に頭が下がる思いですが、より一層、被害に遭った市民に寄り添った丁寧で素早い対応をお願いします。  以上、これをもちまして私の6月定例会の質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで池城健君の質問は終了いたしました。 ◆西里芳明君   17番、西里芳明、保守心和会でございます。6月定例会におきまして、一般質問を行ってまいりたいと思っております。よろしくお願いします。  まず最初に、一般質問通告をして終わった後に、今回の災害級の大雨で、葉たばこ農家の方が見えて、もう大変になっているんだという話をして帰っていかれました。やはり今回の災害級の大雨で葉たばこ耕作農家の葉たばこの被害がどうしようもない状況になっているんだと。市長、これ要望ですから、通告書に載っていませんので、よろしくお願いします。例年の4割しか収穫ができない状況になっているということで相当の農家が困っていると。それで、単当たりの収穫率が16万円以下だと日本たばこ産業株式会社、JTの来年度の前払い金が受けられないんだということと、それが受けられないことになるようですと、来期の葉たばこの植付けが非常に厳しいものになるという話をされていかれました。市として罹災証明、要するに台風被害などの場合に出される罹災証明を発行していただいて、沖縄振興開発金融公庫のほうから前払い金の代わりになるような措置が取れないものかと。要望ですから、答えはもらえないはずですよとは言ったんだけど、できるだけ市長の口から聞き出してくれという話でしたので、できれば答えていただければ、議長、ちょっとだけでもいいですから、答える、対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   葉たばこ生産組合の皆さんと話をしました。1つは、収入保険制度に一生懸命入れということで私もPRした時期がありまして、地域によって差はありますけれども、青色申告の平均の約9割は保険に入っている人は確保できます。また、JTの共済の話もあります。今おっしゃった沖縄振興開発金融公庫については、申請等の手続を取るので、それに関しての裏づけとして市の罹災証明等を必要とする場合はよろしくというような話がありましたんで、そういう手続が進む中で対応させてもらいます。 ◆西里芳明君   市長、どうも要望にもかかわらず、答弁までしていただいてありがとうございます。葉たばこ農家も喜んでおると思いますので、よろしくお願いします。  では、一般質問を順を追ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。私12月定例会、3月定例会、今回6月定例会も野そ防除の話をさせていただきたいなと。今回の市長の施政方針の中にも、地上防除だという話があったんですが、やはり私は、野そというのは地上防除では対応できないと思っているんですね。ですから、農林水産部長、航空防除を何年前ぐらいからやめてしまって、それとどれぐらい被害がかさんできているのかなという農家の実態調査などもやっているのかどうか聞かせてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   野そ防除に関する件でございます。いつ頃から地上防除になったのかということでございますが、過去5年間の部分で申し上げますと、令和2年度から地上防除をしておりまして、平成29年度から令和元年度まではヘリ防除で行っております。平成28年度は地上防除を行っております。その際の予算、決算の部分でございますが、平成28年度地上防除におきましては1,492万1,000円、平成29年度、ヘリ防除で3,523万8,000円、平成30年度、ヘリ防除で3,303万2,000円、令和元年度、ヘリ防除で3,369万2,000円、令和2年度で1,222万6,000円、これ地上防除でございます。かかっております。被害に関しましては、九十何%が機械刈りとなっておりますので、目視でちょっと確認できていない部分がございますので、どれぐらいかということは調査しておりませんので、答弁控えさせていただきます。 ◆西里芳明君   農林水産部長、令和2年度から今年令和4年度で3年目になると思うんですけど、ハーベスターのオペレーターから話を聞くんですよ、よく。原野側がひどいと。要するに道路沿いはそんなにかまれていないんだと。原野側とか、石積みがあるところとか、そういうところが被害が相当見られると。原野側だけでも航空防除していただいて、石積みとか、そういうところだけでもそれをやっていこうという考えがあるのかどうかお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   ピンポイントで散布ができるかというような趣旨のご質問かと思います。ヘリコプターでの航空防除につきましては、風の影響などもありまして、また広範囲にわたるような散布の仕方になりますので、ピンポイントでの散布は難しいというふうにお聞きしております。 ◆西里芳明君   農林水産部長、やはり最近になって行っている土作りから肥料から農薬、ほとんどの対象に補助金が出ますよね。補助金で、せっかく成長した作物を野そが荒らしてしまうと。補助率アップしたって、農家の手取り額が減っていくわけですから、やはりそれはピンポイントでやれと言われても風の影響を受けたりするからできないと。でも、これヘリコプターだからそういうことになっていると思うんです。ドローンを使ってやれば簡単にできると。これ日数もかからないと思うんです。だから、それを前向きに捉えて、やはり肥料、農薬、いろんな農業に対する補助金も無駄にしないためにも、ぜひともそれやっていただきたいと思うんですけど、どうでしょうか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   ドローンによる野そ剤の散布ということ、これは今年の3月定例会でも西里芳明議員のご提案ございました。その際と同様の回答になって恐縮でございますが、沖縄県病害虫防除技術センター、また製薬会社へ問合せを行っております。野そ剤は、無人航空機での散布登録ではないことから、ドローン等を含む無人航空機での散布はできないということの回答でございました。ただ、こういった、先ほどのヘリコプターでの航空防除、またドローンでの防除の条件、こういった課題や条件がクリアできれば検討してみることになると思います。 ◆西里芳明君   その検討しながら、いろんな課題がクリアできればというんですけど、やはり先ほどから言っているとおり皆さん、雨による被害だとか、いろんな話もされているんですけど、せっかく作ったもの、野そにやられて収穫が減っていくというのは困りもんだと思いますので、ぜひとも前向きに捉えてやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、宮古製糖伊良部工場管内のサトウキビの話なんですけども、昨日も下地信男議員、下地信広議員の宮古製糖伊良部工場の遅れの質問があって、やはり株出しはもう望めない、春植えも望めない。だから、農家に夏植えをお願いして、全茎式プランターで植えていくよう、補助金も出しながらという答えだったんです。でも、全茎式プランターの補助金はどこの地域でも補助金出してやるというんですけど、刈り取った後のトラクターでのすき込みがあるのでないですか、すき込みだけでは、サイドもかけないとサトウキビは植えられないよね。そうすると、農家の負担がますます増える。補助金が出るのは確かにありがたいです。でも、やはり株出しができない、春植えが植えられない。夏植えとなった場合に1年半もかかると。今回のように大雨でとか、機械刈りの影響で、雨が降ったら刈り取れないといったら、では伊良部島の農家の皆さん3年に2回しかサトウキビ取れないですよ。このことも考えながら、伊良部島の農家は、普通宮古島の皆さんが2年に2回取れるのを伊良部島だけ3年に2回しか取れないとなったらやはり農家の収入も激減してくるわけですから、何とかもっと頼りになるような措置はできないのかどうかお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   この件に関して頼りになるような措置というお話がございました。やはり自然による遅れということでございまして、それも含めて、また植付け面積、植付け収量に対しての会社側の工場の規模の問題等、いろいろ課題はあると思いますので、今期製糖期終了後に各製糖工場を交えて、また関係機関一緒になってこういった諸問題について協議して、課題解決に取り組んでいきたいと考えております。 ◆西里芳明君   昨日の下地信広議員が1日の圧搾量が500トンではやはり150日を切れないというふうな話をしていたんです。でも、来年の天候なんて分かりませんよ、誰にも。来年もまた大雨が降るのか、晴れているのか分からないですけど、これから伊良部地区で圃場整備、かんがい排水事業、いろんな事業が増えてくると思うんです。作付面積確実に増えると思うんですよ。だから、下地信広議員が600トンと言ったんだけど、やはり余裕を持って700トンぐらい1日圧搾できるような体制は、伊良部製糖工場と協議をしながら、これから製糖期が終わったら協議をしていきたいと言っているんですけど、これ農林水産部長より市長のほうが詳しいと思うから、市長の答弁をお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   サトウキビは、今大きな過渡期を迎えているのかなというふうに思っています。今回の伊良部島の問題でございますが、多くの問題が今回惹起したというか、いうふうに思っておりますので、宮古地区農業振興会のほうで指示をいたしまして、沖縄県、それから宮古島市、各製糖工場と一つの早急な課題の整理と解決に向けた検討会をやっていこうということで、一つの方針を持って、それをサトウキビ振興部会だとかというふうに下ろしていこうというような方針を今探っておりまして、課題解決に当たりたいというふうに思っておりますが、いろいろ今回の問題で分かったのは、必ずしもハーベスターの充足率を上げるから問題が解決するということにはならないということ。それから、5月、もしくは6月までサトウキビが収穫ができないということは、大きい目で見ると3月、4月のサトウキビの分けつ期を超えて収穫ができないというのは、この分けつで株が増えるべき時期と育ちに入るべき時期が延びるということで、結局は5月、6月まで引っ張ったら株出しが、株が立たないというような状態になって、議員おっしゃるような、3年に2収穫というか、そういうような状況があるんで、できればサトウキビの分けつ旺盛期、それ以内にできれば収穫するような仕組みというものを考えるべきではないか。それから、伊良部工場と城辺工場、それらを連携しながら、広域的な取組、それを、これまでは伊良部島のものを持っていっちゃいかんとか、そういう話があるようですけれども、そういうことはほぼ城辺工場管内でありますから、その壁もクリアしなければならない。また、地域に要望としてあるサトウキビの圧搾量の500トンを600トン以上というような提案等もありましたけれども、分蜜糖工場で新規工場を設立するにおいて宮古製糖工場としてどのような考えをこれから持っていくのか等々、これらをトータルして整理していくことによって、伊良部島の今回の製糖のありようというものを整理していくことが大変重要というふうに思っておりますので、ぜひいろんな面で細かい技術的な、制度的な議論をしていきたいなと思います。 ◆西里芳明君   市長、ですから、サトウキビの株出しが一番最適な、2月下旬から3月下旬まで。ですから、私が製糖工場がどうのこうのというのをあまり言えない部分があって、やはり昨日下地信広議員が言っていたんだけど、100日操業が望ましいという考えを伊良部島の農家も持っておられる。ですから、やはり行き着くところは圧搾量に関わってくると思う。宮古島本島の宮古製糖、沖縄製糖も実は今期は多分2週間ぐらい操業停止していると思う。それでもそんだけの圧搾量があってできたんだと思いますよ、順調に。でも、やはり圧搾量が小さいとこれどこに持っていくの。工場敷地も狭いというし、それは製糖工場で調整していただければいいことなんですけど、やはりこれからの宮古島市の農業を支えていくサトウキビ農家の皆さんにぜひとも迷惑のかからないような操業の仕方を、伊良部工場とも話合いされてやっていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、圃場整備地区の中にトイレの設置、農林水産部長、今日あなたにばかり質問してすみませんね。うるま市の伊計島というところに圃場整備事業したところにトイレがあるんです。沖縄県内どこ探してもなかったんですけど、農家の夫婦の方がよくうちにいらして、女性のトイレが圃場内に必要だと。何でそういうことを言うのかといったら、やはりトイレに行くのに家まで帰らんといかん。時間も無駄だし、そうなってくると結局車で帰って、また車で戻ってくるみたいな感じだけど、やはりトイレがあると簡単便利に済ませられる。だけど、トイレがないことによって、夏場トイレに行きたくないから、水分補給しないで頑張っていたら、熱中症になって大変になっていたとか、そういう話が聞こえるもんだから、やはり夫婦で農業している方なんか、男性は畑の隅に行ってぷっぷっとやってもいいと思うけど、女性はそうはいかない。だから、女性用のトイレをぜひ作っていただきたいという農家からの強い要望があって、その質問を取り上げているんですけど、農林水産部長、どうでしょうか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   圃場整備地区内へのトイレの設置でございます。議員のおっしゃったうるま市の事例につきましては、確認しております。ただ、うるま市のトイレができた時期とか、背景とか、どういった事情で設置されたのかというようなところは不明であるということでございました。それで、議員ご指摘の圃場整備地区内へのトイレの設置につきまして、国、県へ確認いたしましたが、圃場整備区域内は農地として利用することが大前提でございます。農地法に基づいた転用の手続が必要であることや、設置後の維持管理などの課題も多く、市としては現在設置については考えておりません。しかしながら、今後他自治体の調査をし、管理体制や設置に至った背景など事例がございましたら、こちらを調査してみたいと考えております。 ◆西里芳明君   それは、圃場整備地区内はやはり農地であることに間違いないですね。でも、サトウキビとか、作物を守るために保安林とかいっぱい作っていますよね、耕作道の隣はみんな。そういうところの一画でもいいんではないかと思うし、維持管理はその地区の皆さんでやってもらいたいと、私はそう考えています。トイレットペーパーなども自分で持ち込んで、清掃管理はその地区内の皆さんで、当番割でもいいんではないですか。そういうふうなことをやっていけば、これから増えてくる担い手の農家の皆さんもやはり1人で担い手になるわけではない、夫婦で担い手になるわけですから。その辺をもうちょっと考慮して答弁してもらえませんか、農林水産部長。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   公衆トイレとして設置するということになりますので、公共事業、公共的なトイレという位置づけになるかと思いますが、やはり公共施設としての扱いになるかと思っておりまして、この場合受益者といいますか、利用者、どれぐらいいるのかというような調査も必要で、この地区にこのトイレを利用される方、どれぐらいいらっしゃるのか、またこの地区のみなのか、宮古島市全体の中で考えていかなければならない問題と思っておりますので、それについてはもう少し検討させていただきたいと思っております。 ◆西里芳明君   農林水産部長、ありがとうございます。でも、普通の格好したらコンビニにも行けるんだよね、コンビニのトイレ借りたり。でも、農作業するとどうしても汚れて、女の人ハイカラだから、あんな汚い感じの格好では行きたくないよとか、いろいろあるわけ。だから、やはりみんなで考えて、受益者が何名いるとか、その地区の方が何名いるとかではなくて、やはり必要なものは必要なものとして造っていただきたい。どこかのモデルみたいな感じで1か所やってみたらどうですか。モデル事業でやると、この地域すごいねとか、そういうところも出てくると思うんですけど、どうでしょうか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   モデル地区として整備したらどうかということでございます。これまで農村整備事業という形で村づくり整備事業等で農村公園と各地域、その事業を導入した際にはトイレ等も併せて設置されておりますので、その辺が設置されている地区でどれだけ活用されているのかなと。圃場からいらっしゃった農家の皆さんがそのトイレをどれだけ活用されているのかなということも踏まえて、今後調査してみたいと思っております。 ◆西里芳明君   農林水産部長、どうもありがとうございました。やはり取り組んでいただいて、利用者がどれだけいるとか把握していただいて、できるだけできるように頑張っていただきたいと思います。  次に、道路行政についてでありますけど、大雨時における城辺西西地区の道路冠水について、道路改良が望ましいという箇所があって、その質問をしたいと思うけど、その道路の名称からまず教えてもらいたい。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご質問の路線は、市道城辺19号線でございます。 ◆西里芳明君   市道城辺19号線、この箇所は道路建設課の課長に2回程度お願いして、あまりにも漏水があるんだと、冠水があるんだと、そういうことを言って2回ほど側溝改良していただいたんですよね。でも、なかなか改善しないんだと。雨の日に撮ったわけではなくて、晴れた日でないと道路と庭の高さがあまり見えないということで、ここに水がたまってしまうと庭の高さぐらいになっちゃうので、これ今庭と道路との高さが60センチ。普通の日に撮ったこの方の家のこの部分、高さが50センチぐらい違う。言わば鍋底状態。要するに右も左も上がっていて、道路側も50センチぐらい上がっていて、雨が降るとみんなこっちに流れてきて、たまって、雨の日は怖いから、朝から車道路に出しておいて、スリップして乗らないそうですから。それを何とかしてくれと。私もそこ通るたびに見て、気になっているんですけど、やはり片勾配だ。東京都なんかにある高速道路の緩やかなカーブを危険だから片勾配で、ずれないように。こんな田舎の道路に50センチの勾配差がある道路を造る必要があったかなと思う。それは造ってしまった道路ですから、どうしようもないんですけど、やはり横断溝を造って、勾配の高いほうにして深く下げていって、そこで浸透池を造って水をのますようなことはできないのかという質問ですけど、よろしくお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   冠水対策についてお答えいたします。  市道につきましては、整備当初はやはりこういった雨量などを、対象地域からの雨量を計算しまして、排水口などは設計した上で整備しているわけでございますけども、整備したその後も様々な施設が建ったりとか、いろいろ圃場などの環境などが変化しまして、流入する雨量などにもまた影響が出て、その排水口では対応し切れないような状況などもありますが、現場を確認しましたところ、やはり議員がご指摘のとおり、冠水が今後も起こり得るという可能性はございますので、再度現場の状況調査をした上で議員ご提案のように横断溝の設置、あるいは改修工事など検討していきたいと思います。 ◆西里芳明君   そこのちょうど市道城辺19号線、これは道路幅員の割には側溝が小さいのね。3か所ぐらいグレーチング入れて水をのむように造ってあるんだけど、やはり上からも、北側からも、東側からも雨水がどっと来て、一気にたまってしまうと。側溝改良工事をするより私は、やはり横断溝で圃場のほうの道路、排水口につなげてやっていかれたら簡単に直ると思う。だから、市民一人一人を、この方の家はそこには実はこの1軒しかないのです。でも、やはり市民一人一人を取り残さないための市政であってほしいと思いますから、ぜひとも横断溝設置を早めにやっていただいて、この家主の方の安心、安全のためにやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  私の一般質問は終わりましたけど、まだ27分も残っておりますので、1分ぐらいだけ使わせて、私見を述べさせていただきたいと思います。市長、宮古島市に散在する公園、何とかなりませんかという話です。要するに市町村合併する前に各市町村があっちこっちに公園を造って管理もできない。城辺の牛農家の皆さんが、草刈りも難儀だから、牛持っていってつないでおこうかなという話まで聞こえます。それをではどうやったら管理できるかといったら、やはり残すべき公園は残していきましょうと。でも、公園機能を果たしていないんではないかと思われる箇所があまりにも多過ぎると。そういったものを公園から外す。これ国の予算、補助金ももらって多分造ってあるから、年期が来ないと外せないとは思うんですけど、やはり市民生活向上のためにも、荒れ放題になっている公園はシルバー人材センターか建設部の作業部隊か、どこかの企業に頼んで清掃させると思うんだけど、無駄を省くためにはやはり要らないのは要らないんだというふうにやっていかないと、市民の皆さんから集めた税金をばんばん、ばんばん使って公園だ、どうのこうのだって、本来ならばその公園に使うべき金を街路樹の剪定とか、倒れそうになっている木を切ったりとか、そういうふうにやっていかれたらいいと思いますけど、これは私見ですから、あくまでも、ぜひとも市長、頑張ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで西里芳明君の質問は終了いたしました。  しばらく休憩して3時から再開したいと思います。  休憩します。                                     (休憩=午後2時45分)  再開します。                                     (再開=午後3時00分)  本日の会議時間は、議事の都合により、これを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆山下誠君   9番、山下誠です。早速質問させていただきますので、よろしくお願いします。  まずは、市長の政治姿勢についてお伺いします。サトウキビ収穫支援金についての市長の見解を問いたいんですけれども、6月の定例会において補正予算の中でこれが上がっていませんでした。我々与党としては、やはりこれは通すべき支援金だと思っていますので、上がるものだと思っていましたが、今回は調整の上で上げていないと。それはなぜなのかということを含めて、これ今後どういう形で提示していくのか、市長の考えをお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   サトウキビの収穫支援金等に関わる案件についてお答えいたします。  サトウキビ収穫支援金トン当たり500円の支援を実施するということで、3度議会で否決されております。しかしながら、今資材等の高騰も含めて、また伊良部島の収穫の遅れ等含めて考えますときに、やはり農家の手取りがしっかりと増えなければならない、生産性の向上と農家の手取りを増やさなければならないというような意味においては、なお、このサトウキビの500円の収穫等に関する支援というものは大変重要にますますなってきたというふうに認識しております。ぜひとも議員の皆さん方も農家との意見交換の中でご理解を深めていただければと思っております。  なお、今回6月定例会に提案しなかった理由ということでありますけれども、議会のほうでも予算の修正等ありまして、各事業の張りつけ等作業があったこと、それからもう一つは、肥料等の物価等の高騰というものが生じたということにおいて、これまでの事業の整理と、これから物価高騰による支援というものをどうしていくかというようなこと等がありまして、いま一度制度設計をしていかなければならないというような次第で、9月定例会への上程というものを予定しております。これまで議会で議論されました地力増進の事業等についても、今トラッシュを含めた還元、それからトラッシュ、糖蜜等を混合した堆肥の実証試験等々を進めておりますし、また先ほど申し上げたいろんな幅広い農家への支援等、そういうものも予算の増等しておりますので、これらを含めて再整理をいたしまして、9月定例会でぜひとも提案をしていきたいということで、サトウキビの農家プラス多くの農家の皆さんの支援を含めて制度設計をしていくということで、9月を目途にして上程していきたいと思っております。 ◆山下誠君   市長、念のため確認ですけれども、明確にしていただきたいのが、サトウキビ収穫支援金1トン当たり500円支給というもの、これについては堅持する、断念することはもはやないということは間違いないという理解でよろしいでしょうか、もう一度答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   これまでも議論になっておりますけれども、いよいよサトウキビ農家の高齢化を含めて、大変サトウキビの大きな曲がり角に来ているというふうに思っておりますから、ぜひサトウキビで農家の収益が上がって、新たなサトウキビの農業経営体に進んでいくというようなことは大変重要な時期に来ておりますから、そういう意味も含めてトータルとしての農家への生産意欲増進、そして農家の所得を少なくとも上げていくというようなことにおいては、ぜひとも実施していきたいというふうに決意しております。 ◆山下誠君   ちょっと休憩お願いできますか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時05分)  再開します。                                     (再開=午後3時08分) ◆山下誠君   行財政運営については、後ほどということでお願いします。  公共施設の管理運営についてお伺いします。旧平良庁舎の活用の検討についてですけれども、検討委員会が昨年12月に開かれて、私の理解では少なくとも令和3年度内には3回の委員会を開いて、市にその結果を報告するということになっていたと思うんだけれども、これがまだ1回しか開かれていないということが分かっています。なぜそうなったのかを聞かせてください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   なぜ取組が遅れているのかということについてお答えをいたします。  これまで事務局としましては、維持管理費削減の観点から、平良庁舎は売却という方針で業務を進めてまいりましたが、昨年12月に開催された第1回平良庁舎検討委員会におきまして、売却以外の利活用も検討すべきとのご意見を反映させた内容に方針を修正する必要がございました。10月頃に利活用方針を決定するよう、今後全力で業務に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆山下誠君   総務部長、去年の話だと多分年度内に3回開いて方針を出すということは、それまでの平良庁舎検討委員会だったと思うんだけど、今現在平良庁舎検討委員会は存在するんですかお答えください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   昨年度までの委員の任期は、3月末で一応終了となっておりますので、今度開く平良庁舎検討委員会で改めて委嘱状を交付しまして、また今年度お願いするという流れを取ろうかなというふうに考えております。 ◆山下誠君   総務部長、だから多分そうだろうなと思う。今からではまた委員会の構成メンバーも変えてやるということですかね。だから遅れるという意味なのかな、10月までかかってしまうということ。お願いします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   基本的にはメンバーは同じメンバー、このメンバーに1人、2人ぐらいまた新たなメンバー加えて進めていくんですけども、先ほども答弁しましたが、売却の方針というものを事務局持っていましたので、そこを転換して、賃貸も含めて検討していくということで、新たな方針を取りまとめるということでございます。 ◆山下誠君   スピード感という点でいえばかなり遅いなと思うんですけれども、この点について政策参与に新たに新里聰さんが多分担当になると思うので、彼とも調整しながら急いでこれは進めていただきたいなと思います。1点、旧平良庁舎のことに関して、中にまだ備品とかたくさん残ったままなのかな。これの取扱いは今後どうなっていくか教えてください。                 (「休憩」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時12分)  再開します。                                     (再開=午後3時12分) ◎総務部長(與那覇勝重君)   備品につきましては、これから市民に対して譲渡会をする計画でありまして、それで残った備品に関してはまた廃棄をするという予定でございます。 ◆山下誠君   最後に1つだけ、その譲渡会ですけど、前もちょっと聞いたことあるんだけど、譲渡会はいつ頃予定しているんですか。決まっていないですかね。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   まだ日程的には決まっておりませんが、早い時期にやっていきたいと思っています。 ◆山下誠君   総務部長、何もかもがすごく遅くて後手後手に回っているなと感じています。公共施設こんなにたくさん抱えて維持管理だけでもかかっていくのに、速く、速く、とにかくスピード感を持って進めてください。  次の質問に参ります。前福の平良多目的屋内練習場の修繕状況、雨漏りが大変たくさんしていたと思うんですけども、それが今どうなっているか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   平良多目的屋内運動場は、本年度から観光商工スポーツ部スポーツ振興課の所管となっております。この施設の管理運営につきましては、宮古島市スポーツ協会に指定管理をさせております。修繕の状況ですが、昨年12月にアリーナ部分の雨漏り修繕を行っております。しかし、築31年が経過していることから、老朽化が激しく、アリーナ以外のエントランスの継ぎ目部分の雨漏り、それからシャッターの腐食など、修繕を要する箇所が新たに確認をされております。今年度の修繕につきましては、予算が計上されています。それで、宮古島市スポーツ協会と協議の上、修繕してまいりたいと思っています。 ◆山下誠君   観光商工スポーツ部長、関連してですけれども、実は今、夏の高校野球が始まっていると思うんですけど、宮古高校であるとか、宮古総合実業高校も宮古工業高校もそうなのかな、雨続きで自分たちのグラウンドが使えないということで、屋内練習場をかなり頻繁に使っているらしいんですね。その使用料があまりにも高くて、これ何とかならないのかということでいろいろ担当課に聞いたら、一応市長が認める範囲で減免措置があるということをおっしゃっていましたので、そういうことを高校野球に適用できるかどうか、少し教えていただけますか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   減免措置ですけども、現在は市内の小中学生の減免であったり、また大会に使用する場合の減免だったり、体育施設はやっていますけども、県立高校ではございますけども、この点につきましては市長ができるということであれば、そこはまた検討してまいります。 ◆山下誠君   観光商工スポーツ部長、市長も含めてどうぞよろしくお願いします。今宮古高校かなり強いということで、本当に甲子園目指して頑張っているということで、配慮のほどよろしくお願いします。  次に、JTAドーム宮古島の利用実績と今後の運用方針についてお答えください。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   JTAドーム宮古島の実績につきましては、過去の3年間でお答えいたします。令和元年度の利用者が7万7,343人、それから令和2年度が1万5,355人、令和3年度が2万6,734人となっております。コロナ前に比べますと7割から8割の減となっております。コロナ禍の緊急事態宣言、それからまん延防止等重点措置で施設の休館とか、イベントの自粛が続いております。コロナ収束後は、利用者も増えるということが考えられます。それから、本日サンエー宮古島シティがオープンしました。サンエーもイベントとか、研修で利用したいということも話しておりますので、利用率アップにつながるものと考えております。 ◆山下誠君   観光商工スポーツ部長、確かに利用率アップを図ると思うんだけど、なかなか難しい状況にあるとは思います。それで、あれは一括交付金を使ってだったでしょうか、合併特例債だったかな、ちょっと覚えていないんだけども、どっちにしても国からのお金が入っていると思うので、簡単に改修とか云々というのは難しいかもしれないんだけども、もっと利便性が高まる使い方に向けて何らかの改修ということに関して検討していることはあるのか、ないのかお答えください。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   JTAドーム宮古島が人工芝を貼り付けた状態で整備をされております。その点で利用する競技というのが限られておりますので、利用率アップにつながるといいますか、その床張りということも考えなければならないのかなということもありますけども、この辺に関しましては今後検討していきたいと思っております。 ◆山下誠君   続いて、飛ばしてスポーツ振興からお伺いします。総合体育館建て替え計画については、これは下地信男議員の質問に答弁がありましたので、これについては割愛させていただきます。  2番のクロスカントリー場の整備についてなんですけども、これ3回目の質問です。何とか前向きなご回答をいただきたいんですが、よろしくお願いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   クロスカントリー場の整備は、日本陸上競技連盟競技規則に基づく競技コースとして整備する場合と、特段の規定に基づかないレクリエーションコースとして整備する場合の2通りが考えられます。レクリエーションコースであれば、既存の公園や保健保安林などにある遊歩道に距離を表示する標識を設置することなどにより、比較的安価に整備することが可能と考えております。つまりは、これまでも述べてきたかと思いますけども、既存の公園、例えばカママ嶺公園でありますとか、学びの森など、既存の公園で今さっき申し上げました距離表示をするというような、比較的安く済むような方法もあるのではないかというふうに考えているところです。ただ、これはそれぞれの公園を所管する課のまた判断ということになりますので、そこは庁内でこの必要性というものは改めて議論をする必要はあるかというふうに思っております。 ◆山下誠君   続いて、選手派遣費の拡充についてお伺いします。これ3月定例会における教育委員会の答弁でした。仮に宮古島―那覇間、現在50%の補助率ですけども、これを60%に上げると、実績ベースで考えて328万円の増額になりますというお答えでした。それから、県外派遣費を今度70%から80%にした場合、これは114万円の増額であるということでした。さらに、宿泊費の補助についても今後検討していきたいという話だったんですけども、この3つのうちどれか1つでも、例えばまずは宮古島―那覇間のものを60%上げるだとか、そうでなかったら県外派遣費を10%上げるだとかということをぜひ真剣にご議論いただきたいんですけれども、検討結果のほどをお聞かせください。 ◎教育部長(砂川勤君)   選手派遣費補助金交付事業につきましては、昨年度と比較して1,000万円の増額、合計3,541万8,000円の予算規模となっております。今年度宮古島市立学校選手派遣費補助金交付要綱の改正と併せて予算を増額しておりますが、なるべく多くの児童生徒の負担を軽減することを目的としております。しかし、予算には限りがございます。しばらく状況を見ながら検討課題としていきたいと考えております。 ◆山下誠君   休憩お願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時24分)  再開します。                                     (再開=午後3時25分) ◆山下誠君   学校教育施設についてお伺いします。小中学校における学校施設の修繕の要請について、直近3年間、各学校からの要請内容の件数、対応状況、あとは修繕費の説明をお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   各小中学校からの修繕等につきましては、小中学校合わせて令和元年度63件、令和2年度52件、令和3年度62件、これは要望書を頂いた件数となっております。電話での問合せとかではなくて、正式な要望書を頂いた件数となっております。内容につきましては、照明器具の取替え、トイレや水道の不具合といった軽微なものから、大雨時の天井からの雨漏り、伸び過ぎた木や枝の伐採、経年劣化による各施設の大規模な修繕依頼と多岐にわたっております。教育委員会としましては、危険性や緊急性等を考慮し、修繕や工事を順次行っております。要望書以外の突発的な故障や修繕も併せて年度ごとにお答えいたします。なお、金額については、1,000円単位でお答えさせていただきます。まず、令和元年度、小学校修繕108件、1,047万5,000円、工事37件、2,437万6,000円、中学校修繕106件、1,015万5,000円、工事24件、1,880万3,000円、合計6,380万9,000円となっております。令和2年度、小学校修繕74件、1,339万9,000円、工事47件、5,235万円、中学校修繕54件、3,061万4,000円、工事16件、4,214万4,000円、合計1億3,850万9,000円となっております。令和3年度、小学校修繕79件、1,227万6,000円、工事45件、4,812万7,000円、中学校修繕50件、831万5,000円、工事25件、3,256万8,000円、合計で1億128万7,000円となってございます。 ◆山下誠君   続きまして、西辺中学校の校舎新築計画についてなんですけども、校舎を新築するのは分かるんだけど、解体する建物についてお伺いします。壊すべき建物が今あってその前に視聴覚室みたいなものが今あるんで、使えないような施設、使っていない施設、それからその先にまた危険な図書館があって、これももうぼろぼろの施設があって、さらに使っていないプールというのもあって、学校側としてはこれも一緒に解体してほしい、今の時期に解体してほしいとおっしゃっているんだけども、これについてできるのかできないのか。 ◎教育部長(砂川勤君)   西辺中学校校舎新築計画等についてお答えいたします。  現在令和4年6月10日に校舎解体委託業務の入札を行い、令和4年6月15日から令和5年1月31日までの業務期間として契約を締結したところでございます。解体する建物につきましては、校長室、職員室等の入る管理棟、理科室、音楽室等の特別教室棟、これに加え、老朽化が進み、危険な状況にある給食受入れ室、現在使用されていないパソコン室、部室の3棟も含め、県と調整を行っているところでございます。校舎新築計画としましては、建物延べ床面積893平方メートル、校長室、職員室の入る管理棟、理科室、音楽室等の特別教室棟を計画し、現在校舎配置計画も含めて業務を進めているところでございます。プールの解体については、関係機関と調整を図っているところでございまして、時期についても調整中でございます。 ◆山下誠君   続いて、地域振興についてお伺いします。特別支援学校の南側、これ以前議会でも取り上げられていると思うんですけども、特別支援学校の南側の海岸から下の浜のほうから赤土がすごく大雨時に流出して辺り一面赤く染めるんですけど、これ以前調査されたと思うんですけど、現状どういう状況なのかお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   特別支援学校南側の海岸における赤土流出についての調査を行った件でございます。赤土流出につきましては、県営土地改良事業で整備した間那津地区に隣接した護岸の海底から水が湧き出る箇所があり、そこから赤土が流れ出てくるという現象が以前から確認されております。そのため、地下水脈のあるドリーネの存在が指摘されていました。市では、令和3年度におきまして、濁水流出に係る調査として、護岸の赤土が湧き出る箇所に近く、地下水脈とつながっている可能性のある県営間那津地区にある浸透池2か所において、池の水へ蛍光塗料を投入し、着色された水が海岸部の湧出部から湧き出るかどうか実験したところ、着色水が海岸部から湧き出ることは確認されませんでした。この調査によって赤土流出の原因と推測されておりました浸透池と海岸湧出部とのつながりについては把握することができませんでした。赤土流出につきましては、海岸沿岸でのモズク養殖などへの悪影響が懸念されていることから、今後も様々な推測や調査を行い、原因究明に努める必要があると考えております。 ◆山下誠君   関連してなんですけども、これも大雨の関連ですが、平良の大浦地区です。畑地冠水についてなんですが、平成9年、平成16年度における基盤整備事業、大浦地区というのがあって、これは排水するための基盤整備だったんですけども、それを機にどうも畑地に水がたまる状況が随分生まれていると、20年も畑地として使えない箇所も出てきたということなので、整備事業も含めて何らか対応できないかお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   大浦排水路の末端側にある農地についての今後の整備事業の可能性についてでございます。議員ご指摘の大浦の農地の整備についてですが、まず全体的に農業農村整備事業を実施するに当たりましては、農業農村整備管理計画(5か年間)に基づき、新規採択を要望しており、令和4年度の計画には入っておりません。事業採択に向けては、現在実施している国営受益基盤整備事業の進捗状況の推移や当該地区のほかの農家の要望なども確認し、5か年計画を策定することで事業を導入することが可能となります。 ◆山下誠君   その間、農林水産部長、何とかして畑として使えるように地権者なりの改良というか、土を盛ったり、そういうことが可能かどうか、もし分かるのであればお答えください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   今お答えいたしました国営受益基盤整備事業等の関連のほかに、事業としてできる事業としましては農業耕作条件改善事業というのがございます。事業要件につきましては、総事業費が200万円以上、受益者が2者以上いらっしゃるということが要件になっておりまして、面積の要件については特にございません。ただ、これにつきましても、この部分ですぐにできるというような事業では、2者以上必要ということになりますので、要望される方、あと事業採択の国、県との調整も必要になるかと思いますので、取りあえずこういった事業もありますということです。 ◆山下誠君   続きまして、防災危機管理についてお伺いします。不発弾の処理についてですが、6月2日、ハーリーがあった日なんだけども、その日に西原の浜のほうで不発弾処理が行われています。聞くところによると地元の船主会、船主組合がこれを知らなかった、新聞に載って初めて知ったということなんですけども、事実かどうかも含めてご回答ください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   不発弾処理日程案につきましては、陸上自衛隊第101不発弾処理隊及び空港レーダー事務所など、関係機関と事前に意見交換を行い、計画の立案をしております。5月17日の不発弾処理事前対策協議会において不発弾処理実施日の6月2日には、ハーリー開催日に当たるとの話もあり、調整についての質疑もございました。真謝漁港東側の浜で執り行われる西原ハーリー会場は、爆破処理避難半径内に位置していないが、爆破処理の爆破音の影響は考えられることから、被災者側へは早々に説明し、理解を得て進めるということで協議会では理解をしていただきました。翌日の5月18日に西原船主会及び西原自治会、両会長へ説明及び意見交換を行った結果、不発弾処理に対し、ご理解並びに協力を得まして一連の業務を無事終了しております。今後は、事前対策協議会に諮る前に周辺自治会や関係団体等への聞き取り調査の実施も行い、できる限り配慮してまいりたいと考えております。 ◆山下誠君   これについては、大変自治会長も含めて憤慨なさっておりましたので、まさかハーリーの日にやらんだろうということは誰でも考えると思います。これについては、しっかりと調整のほどよろしくお願いします。  消防行政についてお伺いします。まず、消防長、消防職員の定数と現在の職員数、お答えください。 ◎消防長(宮國和幸君)   宮古島市職員条例定数で定められている消防職員定数は93名で、現在の職員数は81名となっております。 ◆山下誠君   消防長、定数に足りていないということなんですけども、心配なのは皆さんの業務過多をとても心配しています。新型コロナの対応でも大変業務の負担も増しているだろうし、当然署員の皆さんの中にもコロナに感染された方も今の時期はいると思いますので、これが本当心配なんですけども、今後どうやって対応していくのか、今業務過多起きていないのか、業務しっかり回っているのかということも含めて、ご答弁ください。 ◎消防長(宮國和幸君)   職員は、新型コロナウイルス関連の出動にあっては、救急隊の感染防止対策マニュアルに基づきまして、ふだんの行動においても感染対策に努め、感染防止の徹底を図っているところです。宮古島市において感染が拡大した5月にあっては、家族からの感染等により合計14名の職員の感染もありましたが、現在は感染者はおりません。現場の職員は、出動に備え、最低人員が決まっておりますが、勤務員に感染者が出た場合の対応として、休暇の調整や署所間での勤務員の調整、あと非番、週休者による勤務中調整を行い、補充により勤務する職員に少しでも負担のないように対応に当たりました。補助に当たった職員に聞き取りを行った結果、少なからず負担はあったと聞いております。 ◆山下誠君   まずは職員数の増員が必要だと思いますけども、その間、体力には気をつけながら、どうぞ宮古島市民の生命と財産をお守りください。  それでは、行財政運営についてよろしいでしょうか。そうしたら、皆さんがおつくりになった長期財政ビジョンと照らし合わせた令和4年度の経常的経費についてですけれども、まず比べてみて多いですよね。私が計算し直したら多分15億円ぐらい、長期財政ビジョンと令和4年度の当初予算のものを比べると15億円ぐらい増額していると思いますが、なぜそうなったのか、見解を伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   休憩お願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時42分)  再開します。                                     (再開=午後3時43分) ◎総務部長(與那覇勝重君)   令和3年度の長期財政ビジョン、答弁書の準備をしていまして、令和3年度の答えでよろしいでしょうか。休憩お願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時43分)  再開します。                                     (再開=午後3時46分) ◎副市長(伊川秀樹君)   令和4年度財政推計と違うという、膨張しているというんですか、予算が大きくなっているという部分なんですけれども、まずは財政推計の部分につきましては、令和2年度の決算をベースとして今後人件費等を含め、公債費、扶助費等の経常的経費、その他補助費等、そういう経費がどういうふうな推移で動いていくかということで、過去の3年、5年の実績をもって推計していく中においての今後の予算の推移でございます。ただ、実際山下誠議員もご承知のように、この2年ぐらいコロナの給付金等含めまして、大分社会経済情勢が変わっておりますので、そこら辺の新たな社会経済情勢の変化があった中においては、当初予算を含め、変化することがございますので、そこら辺が大きな要因だと考えております。財政推計は、国、県、どちらにおきましても一つのある年度の当初予算ないし決算を基準として、それ以降の年度の財政の姿、形のトレンド傾向を示すものでございますので、数字は必ずしも一致するとは限りません。 ◆山下誠君   まず、その数字の間違いについてですけれども、これについてはさっきも言ったけど、あえて議場で言ったのはそういう意味があります。皆さん、これ照らし合わせて検証されているはずなのにずれていること気づかないというのは、本当にどういうことかなと思いますので、ぜひともそこはご注意ください。  続きまして、経常的経費の中でとりわけ物件費、これがかなり増額していて、長期財政ビジョンでは61億円なんだけれども、今の当初予算では71億円、10億円ぐらい上回っていますよね。これについてはなぜそうなっているのか。県内の類似団体と比べてもかなり突出していて、令和2年度の決算ベースで見ても石垣市は40億円、名護市45億円、南城市42億円、豊見城市37億円、糸満市は32億円、なのに宮古島市は65億円も出しているということも含めて、なぜこんだけ突出しているのかということ、ぜひともお答えください。 ◎副市長(伊川秀樹君)   物件費、基本的に大きいものは、議員ご承知のように学校、庁舎等、体育館等含めた、そういう庁舎等の経費、維持管理が中心でございます。また、これは合併時の庁舎等含めて、ほかの類似の石垣市、糸満市、名護市等々含めて、そこら辺は特殊な事情があるということでの流れでございます。今回増えた原因としましては、特にそういう庁舎の維持管理費等も一部ございますけれども、物件費の中身には単独の補助金とか、国、県の補助事業等を活用した補助金も入っておりますので、そこら辺の事業の膨らみもございますので、ご了解を願いたいと思います。 ◆山下誠君   副市長、確かに合併したがためにこうなっているということはよく分かるんだけれども、その抑制策なんですけれども、どうしたってここはやはり抑制していかなければならないと思って、だからこそ皆さんがつくった長期財政ビジョンがあると思うんですね。でも、それに沿っていないという現状が今あって、このままで本当に大丈夫かと思うんですけど、物件費の中で今さっき副市長もおっしゃいましたが、公共施設の管理についてですけれども、ここもさっき旧平良庁舎の問題もあるけれども、全くスピード感がなくて片づいていない。だから、皆さんの動き方を見ていると本当にこの長期財政ビジョンに沿ってやろうと思っているのかなというふうに感じてしまいます。物件費の中でも当然委託料も入ってくると思うんですけど、指定管理、これも当然ここに入ってきますよね。指定管理料についても、拠出しているのが12施設か、これもかなりの額になっていると思うんです。これの整理も早くしなきゃいけないのにこれも全然進んでいないということで、だから本当にスピード感を持ってぜひここは進めていただきたいなと思っております。  もう一つ、扶助費、これも増額していますけども、長期財政ビジョンと比べると、随分長期財政ビジョンの見通しが甘いなと思うんですけども、これについてはどのようなご見解お持ちですか、副市長。 ◎副市長(伊川秀樹君)   扶助費、山下誠議員ご承知のように中身は生活保護費、あとは高齢者、あとは障害者等の支援のための経費等が中心でございますけれども、1点目は昨今のやはりコロナ禍の中においての生活保護費等の増嵩等が見受けられるようになってきたということと、あと本市は11市の中でもやはり高齢化率が非常に高くて、そこら辺が大きな影響を与えてきているのかなと思っております。本市にとって一番大切な、今後の財政運営ないし財政推計の中で一番大きく占めていくというのは、やはり物件費、先ほどのご指摘の部分プラス扶助費、この辺りをどういうふうに対応していくかなというふうに考えております。その中でもやはり一般財源等をベースとした財政力指数というのがございますけれども、それが11市の中で一番最下位というのがございまして、今後そこら辺の余裕がない部分の中においての扶助費、状況の中で物件費、扶助費、どのような事業を行うかという、弾力性が非常に硬直している部分の中において、非常に大きな課題を抱えていると考えています。 ◆山下誠君   おっしゃるとおりだと思いますので、ぜひとも抑制策というものはよく考えながらやっていただきたいと思います。財政の硬直化ということでいうと、やはり経常収支比率は宮古島市は令和元年度85.4%、次の年度は88%まで上がっていますよね。これは、どんどん、どんどん上がっていっていて、健全化の70%とはほど遠い状況になってきていて、今後公共施設の建て替え等もどんどん投資的経費もかかると思いますので、予算の振り分け等々考えると、皆さんがつくった長期財政ビジョンって本当甘々だなと見てしまうんですけど、そこら辺どういうふうに抑制策を立てていくかということは、じっくり市長中心に立てていただきたいなと思います。あと最後に財政力指数ですけれども、県内の他市と比べた、宮古島市は0.36なんですけども、状況を教えてください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   財政力指数についてお答えをいたします。  財政力指数とは、当該団体の財政力を示す指標であり、1に近い、あるいは1を超えるほど財政に余裕があることを示しております。本市の直近3か年の財政力指数の推移は、平成30年度0.33、令和元年度0.34、令和2年度が0.36となっております。穏やかでありますが、上昇傾向を示し、健全な方向へ推移しております。また、令和2年度の県内11市平均の財政力指数は0.57となっております。 ◆山下誠君   総務部長、県内の他市の状況も知りたかったんだけど、恐らくだけど、多分宮古島市は一番低いんではないかなと思って、財政力的には一番弱い団体ではないかなと思っています。事前に調べてください。よろしくお願いします。  いずれにしても今財政面で質問してきましたけれども、やはり長期財政ビジョン読めば読むほど、どういうふうに明確なビジョンが描かれているのかなというふうに疑問があるところがありますので、これは見直しも含めて検討したほうがいいのかなと見ながら思いました。その点については、しっかりと対応していただきたいなと思います。  行財政運営については終わって、農林水産業の振興についてお伺いします。3月定例会で単費の、市の単独補助の30%固定の財源が確保されていると思いますけども、これもう実施されているのか、実施されているのはどの事業なのかということをいま一度明確にお答えください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   市単独補助事業についてでございます。議員ご質問の中で補助率が30%固定という表現されておりましたが、要綱については変更しておりませんので、50%以内となっておりまして、その中で下限を30%として設けて、30%を確保するというふうな形で事業を進めております。その中におきまして、令和4年度の予算においては、農薬、肥料の支援として、さとうきび病害虫防除用農薬購入補助金、有機質肥料購入補助金、緩効性肥料購入補助金、葉たばこ用農薬購入補助金の事業が補助率下限を30%として実施しているところです。各事業につきましては、既に実施している事業もあり、今年度しっかり補助率を下限30%の維持に向けて取り組んでいるというところでございます。 ◆山下誠君   農林水産部長、現状で構わないんですけども、下限30%に固定した場合において財源がちゃんと今年度足りるのかなということで心配なんだけど、ここら辺いかがですか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   30%を維持していただきたいと、いただくということで、議会の修正可決をされたところでございますので、その意を酌み取って下限を30%として事業を実施しているところでございます。それで、今年度申込み状況によりましては不足を生じることも見込まれますので、補正予算も視野に入れながら、財政としっかり調整しながら予算確保に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆山下誠君   続いて、トラッシュについてお伺いします。先日与党議員で沖縄製糖を訪ねていろいろ意見交換させていただきましたけれども、工場の裏側にトラッシュを大量に積み込んでいて、そして聞いたら、宮古島市がこれをその場で攪拌するためのお金を何か出してくれそうな感じだったよというふうな話だったんですけども、攪拌することによって、起こすことによって腐食が早まるというんですか、そういうふうな話を聞きました。これは、今年度から実施されるのでしょうか、農林水産部長、お伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   サトウキビ収穫におけるトラッシュの活用方法でございます。沖縄製糖、宮古製糖の3工場では、農地地力増進事業として工場がストックしている腐食トラッシュを農地へ還元する事業を実施しております。この事業の中におきまして、通常ですと、これを農地に還元する部分でこの事業を行っているのですが、今年度におきましては、循環型農業実証事業として別枠でまた実施している部分がございますので、この事業の状況によっては、この費用を使って本来であれば攪拌の部分はないんですが、そちらも含めて、工場のほうの攪拌することで腐食が高められるかどうかということも併せて実施したいと考えております。 ◆山下誠君   農林水産部長、ちょっと教えてほしいんですけど、攪拌することによって、攪拌しないでそのまま積み増しておくだけだと、トラッシュの腐食が遅れて、使えるようになるのが3年から4年とおっしゃっていたのかな、これが攪拌することによって何年に縮まって、あともう一点は、沖縄製糖と宮古製糖それぞれトラッシュ積んであると思うんだけど、これというのは宮古島のサトウキビの収穫面積をカバーできるだけの量がしっかりと確保できる見通しというのかな、そういうのはちゃんとあるんですか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   攪拌することで腐食を早めるということですが、温度の問題がございますので、中の温度が上がってくることで、またそれを天地返しを行って攪拌していくということになれば腐食が早まるというようなお話でございますので、この辺で通常放置しておくよりも早まるということが言われております。それと、全農家、全圃場にそれが還元できるかというお話でございますが、これを必要とされる方、要望される方、それぞれいらっしゃると思いますので、要望される方にはこれが早まるとか、そういう部分でいけばぜひ還元していきたいというふうに考えております。 ◆山下誠君   確かにおっしゃるように要望される農家、お金が今回結構上がっていますので、要望される農家がどれぐらいいるのかちょっと分からないですけども、実際沖縄製糖とか、宮古製糖とかと話合いをしながら、実際毎年これだけの攪拌したものを畑に還元できる量は宮古島市のほうでも把握をしておいて、計画に応じて農家の皆さんに還元していくということをやっていけばいいかなと思います。ただ、やはりどうしてもお金がかかるということで、敷きならしというんですか、現場に持っていってまき散らす作業も今回からもお金が出ないということなので、農家にとっては大変な作業になるかなと思っていて、これだけ高齢化が進んでいく中で、これが果たしてそうなる現実性というのかな、そういうものがあるのかなということも心配になる。そこら辺もフォローできるように、市としても農林水産部中心に考えていただきたいなと思っています。その計画、実際1年間どれぐらいまけるという生産量みたいなものを把握しているのであればお答えください。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時04分)  再開します。                                     (再開=午後4時04分)
    ◆山下誠君   では、今度水産業についてなんですけども、漁船の燃料高騰対策について9月頃どうのこうのという話を聞いていますが、これは沖縄県のサポートだと思うんですが、市独自で何か支援策を考えておられるのかお答えください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   漁船の燃料高騰対策についてということでございます。市独自の事業ということでございます。現在の燃料価格高騰におきまして、令和4年度においては、原油価格や物価高騰による影響を受けた事業者の負担軽減に資する支援事業として、新型コロナウイルス感染症拡大以前の燃料価格から高騰した差額分に対する補助を検討しているところでございます。今のところ市独自というふうなお答え方をしているんですけど、これに新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が活用できれば、そちらのほう活用してこの対策事業として取り組んでいきたいと思っておりますが、まだこの事業が補助事業として採択されるかというところは、まだスケジュールの段階で決まっておりませんので、今現在として市はこの対策としてこの差額分に対して取り組むという事業を進めたいと思っております。 ◆山下誠君   ぜひとも対応してください。スピーディーによろしくお願いします。  それでは、質問全て終わったと思いますので、6月定例会における山下誠の一般質問をこれで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで山下誠君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(上地廣敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時07分)...